2017年11月30日

668. JR東日本 中川変電所 BTき電 奥羽本線(山形線)

中川変電所

グーグルマップで表示名がでない
アプローチ:中川駅 
東北電力66kV 1回線受電 バックボーンが貧弱なのでSVC=無効電力補償装置が設置されている。


中川変電所に設置された無効電力補償装置の方式

デッドセクションは、変電所近傍 架線電圧補償用のSVCが2台設置されているが、峠変電所のところで述べたように撤去の方向である。現在運用停止
文献より 赤岩き電区分所ができる前のき電系統






当初の交流電化では、中川は、き電区分所が設置される予定であった。
き電系統詳細
中川き電区分所は、平坦な場所に設けられる予定であったが
電圧降下の観点で、脆弱なバックボーンをもつが変電所が設置された。



右より66kV 1回線受電 断路器、遮断器、MOF、遮断器

スコット結線変圧器 奥一次側 手前 二次側
二次側の上にはき電母線

M座 き電 後方 スコット結線変圧器
断路器、遮断器、き電用避雷器、VT、断路器を経てき電線が引き出される

NF 直列コンデンサと保護装置


直列コンデンサをスルーさせる断路器



T座 母線から遮断器をへて 右ケーブルヘッド

M座 Tは、トロリ線の「T」紛らわしい表示 SVC=無効電力補償装置につながるケーブルヘッド
T座  SVC=無効電力補償装置につながるケーブルヘッド 右 M座





T座 上ノ山方面

M座 高畠方面


林道を跨ぐき電線に「高圧注意」の表示

珍しいことにNF側に変流器が割り込んでいる

線路側 受電鉄構 右奥にデッドセクション

SVCが収められた建屋

単線 奥 高畠方

高畠方き電線がトロリ線に繋がる

参考文献
荒井 仁ら;福米線の交流電化:JREA,1968,Vol.11,No.9,pp35-42
鳩巣 哲昭;電力設備と工事の概要:鉄道と電気技術,1992,Vol.3,No.7,pp.9-13
永峰 秀市ら;最近の新幹線 山形新幹線き電系統強化:鉄道と電気技術,2004,Vol15,No.5,pp69-73
永峰 秀市ら;山形新幹線き電系統強化:平成16年度電気学会産業応用部門大会講演論文集,2004,Ⅲ-355-338
三浦 梓 ;技術雑感 交流き電システムのおゆみ(第7話)福米線の交流化とATき電方式の開発:鉄道と電気技術,2006,Vol.17,No.8,pp.41-44
吉野 弘信ら;山形新幹線車両更新に伴うき電設備の検討:電気関係学会東北支部連合大会講演論文集,2009,2F22,pp.204
渡辺 信行;静止型無効電力補償装置(SVC)の有効性について:電気学会研究会資料,2016(38-57):2016.7.7pp.73-78

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