2018年5月15日

785. アルペンルート 温故知新

 
30年間通っていて知らなかったこととフロックのまとめ
 
 トロリーバス車体下の鉄球 ゴムタイヤ走行なので帯電を防止するため停留所で停止し、ドアを開けると鉄球が地面に下りて接地する。
モノレールでも駅に接地用のガイドレールがあるが、トロリーバスの接地は、知らなかった。

トロリーバス車体下の鉄球

トロリーバス車体下の鉄球


関電トロリーバス 剛体架線と架線の取り合い

ループ フロック部 この部分で極性が替わる
フロッグの構造 斜線部がセクションインシュレーター

アルペンルートのトロリーバス 剛体架線部 ラダー構造

ケーブルカー 架線 き電方式 多分AC100V

直流メーター 24V定位(バッテリー2個分)
ケーブルカー車体で整流 信号用を生成 

パンタ部 よく見えないがたまご型碍子

新しく黒部平口にホームドア設置
落ちると下まで転がる可能性があるため設置


30年間で初めての送還票を使用
トロリーバス ラストイヤーとの記載あり

猛吹雪のため室堂⇔富山間 不通のため発行された

猛吹雪の中 やっと下山したら、このありさま
下山当日中に富山に向かう予定が大幅狂う

関電トロリーバスは、2018年が最終の運用
2019年からは充電式バスを使用

立山黒部アルペンルート(過去記事引用)
関電トンネル トロリーバス(鉄道に分類)


関西電力リリース 2017/8/28 
どうやらJR東日本のAccum方式のバスを導入するようだ 以下関電Webから引用
当社は、昭和39年8月1日より、関電トンネルにおいてトロリーバス事業を行ってまいりましたが、平成31年4月の営業開始以降は、トロリーバス全車両15台を電気バスに変更することとし、本日、これに伴う関電トンネルトロリーバス事業にかかる鉄道事業廃止の届出を北陸信越運輸局に行いました。引用終わり 電気バスにすることで鉄道と決別 法的な規制が緩やかになる。
 
 
Schunk社 Web引用

Schunk社 Web引用

Accum方式の急速充電方式が採られるとのこと。リチウムイオン電池搭載のバスにすることで架線のメンテナンスが、急速充電部だけで対応できる。フロックと言われるトロリ線切替部の通過が高速対応でき、時間短縮ができる。但しリチウムイオン電池の電解質は有機溶媒に属する可燃性のある液体を使用するので発火の危険性が考えられる。
 
 リチウムイオン電池の危険性については、東芝が開発した「電気自動車用SCiBモジュール」を積み込むことで回避できるようである。

 またロリーバスは、普通のバスと同じように「大型二種免許」が必要とともに、更に電車として運行しているため、「動力車操縦者運転免許証」という免許証があり、これを取得しなければ運転できない。電気バスにすれば、この縛りが解ける。
以下引用

 東芝は、短い停車時間を挟んで連続運行を行える電気(EV)バスを開発。車載用蓄電池および充電システムに二次電池SCiB™を用い、スムーズかつ短時間での充電を推進します。定時性や高密度の配車スケジュールにも対応する環境にやさしいEVバスシステムです。引用終わり
 
 どうやら関電が導入する電気バスは、東芝が電気関係を受注するようだ。(現在のトロリーバスも電装は東芝が担当)
NEDOと東芝がマレーシアに導入する電気バスがタイムリーに同様な充電系を積み込む


 
参考文献 
吉原 真一郎;黒部に新設された無軌条電車(トロリーバス)について:
電気鉄道,Vol.19,No.9,1964,pp.24-26

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