2019年12月10日

949. JR北海道 中小国き電区分所 周辺の探索

中小国き電区分所 周辺の探索

ここから先、津軽線から海峡線が分岐して北海道新幹線へのアプローチが始まり、途中 中小国信号所を経て連絡線が北海道新幹線へ繋がる。
 変電き電を標榜する当サイトは、素朴な疑問の解決を行う必要が発生した。連絡線は上下線に分かれて繋がるのだが、その分かれた連絡線(中小国側)は、新幹線側から見たとき、どちらのき電(上下)であるか疑問に思った。
 Googleのストリートビューでは判らない。詳細に調査したところ、大平SDSと言う名前の設備があることが判明した。
 具体的には、本線分岐から中小国き電区分所までの25kVき電区間は、新幹線上下線のどちらかから き電されている。そのどちらかを選択する設備が大平SDSである。同様な設備は北海道側にも鶴岡SDSとして設備されている。SDSの略はSection Disconnecting Switchであろう。似た名前ではTDSがあるがこちらはTunnel  Disconnecting Switchの略である。この中小国き電区分所と大平SDSに関しては、次項で順に述べる。

開業60周年記念 国鉄・JR東海 東海道新幹線 BT電化からAT電化最終形態までの変電所、き電区分所、補助き電区分所の変遷

1430. 国鉄・JR東海 東海道新幹線 BT電化からAT電化最終形態までの変電所、き電区分所、補助き電区分所の変遷(開業60周年記念)

前振り   昨年から取り掛かっていたが、とうとう60周年に間に合わなかった。変電所、き電区分所、補助き電区分所の変遷はリストになっていたが、どうしてこの位置にあり、どのような理由で変電設備が成り立っているかの理由を調査し始めたら奥が深く泥沼に入ってしまった。 ...

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