静和変電所
グーグルの画像は2021年と表示が出ているが実際は、それ以前の画像なのでこれから変化する可能性があるので、現画像をキャプチャして示す。
き電線の引き出しが違う、高配、変成設備の位置が違う、SL(直列リアクトル)がある 建屋部分が変成設備のシリコン整流器用変圧器、反対側(受電側)は高配用変圧器 |
2014年時の静和変電所 オレンジキャップの変圧器が多分整流用変圧器 右の直列リアクトルは、現在はない(google street viewの画像) |
2019年9月 台風19号 日光線 栗橋~栃木 ▲静和変電所が浸水、静和駅で道床流失
アプローチ:静和駅 容易
受電:TEPCO犬伏線No.35鉄塔分岐 水代線ー水代変電所間No.8鉄塔分岐 静和線
66㎸ 1回線受電
き電:日光線 Zセクション方式
変成設備:3,000kWシリコン整流器2台(但し1台は運用前)
受電:TEPCO犬伏線No.35鉄塔分岐 水代線ー水代変電所間No.8鉄塔分岐 静和線
66㎸ 1回線受電
き電:日光線 Zセクション方式
変成設備:3,000kWシリコン整流器2台(但し1台は運用前)
水没前は、シリコン整流器は1台
高配設備 有
静和線 最終鉄塔 |
66㎸ 1回線受電 断路器を経由して遮断器 右に避雷器 |
オレンジキャップMOF |
所内母線から断路器で各変成設備、高配設備へ 変成設備は、断路器から遮断器を経る。高配は断路器直結 一番最後の断路器は開放 |
手前 66㎸降圧6.6㎸ 降圧高配変圧器、奥2台 遮断器を経てシリコン整流器用変圧器バスダクト接続でシリコン整流器へ(この部分は2組ある) |
高配設備 高床式 手前進相コンデンサ盤 |
シリコン整流器 3,000㎾×2台 |
一番左のシリコン整流器は、運用前 ブッシングに保護材、奥の断路器も開放 |
三相ブリッジ並列12パルス用 |
三相ブリッジ並列12パルス用 この構成だと直列リアクトル、電力沪波器を使用しなくても対応可能 |
帰線用インピーダンスボンド インピーダンスボンド中性点に帰線が繋がる 下り線側 |
帰線用インピーダンスボンド インピーダンスボンド中性点に帰線が繋がる 上り線側 |
2014年の画像に映っていたシリコン整流器用変圧器 |
き電線引き出し部 |
Zセクション用き電線上下 |
藤岡方き電線 上下1回線で2条 |
Zセクション 静和駅方 左奥方架線柱 藤岡方き電線跨線橋を潜るためケーブル化 右奥架線柱 Zセクション用き電線 引き留め |
藤岡方き電線跨線橋を潜るためケーブル化 上下一括き電のためジャンパ線でボンド |
Zセクション用き電線引き止め |
Zセクション用き電線からZセクション部にき電分岐装置でき電 |
右架線柱 上部 栃木方き電線(上り方) 下部 Zセクション用き電線 2回線 左架線柱 栃木SS方き電線(下り方) 栃木方き電線同士ジャンパ線でボンド 上下一括き電 |
栃木変電所方 Zセクション終端 |
藤岡変電所方Zセクション終端 通常のき電線からエアーセクション部のトロリ線にき電 |
通常のき電線からトロリ線にき電 2条1回線 |
参考資料(順不同)
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008