2020年7月3日

977. JR東日本 日暮里変電所 66kV受電変更?ではない

日暮里変電所 66kV受電変更?
今後の動向を注視

なかなか工事が、進まなかったが最終形態になってきたので調査 画面中央の日暮里変電区内の新しい構造物 この画面では、変圧器とシリコン整流器の位置が確定してない仮置きの状態

日暮里変電所は、以前記事にしたころがある。
41.  JR東日本 日暮里変電所(直流)とその周辺 ブログリンク

昔から22kV受電であったが、最近66kV受電の設備が徐々に追加されてきた。
この日暮里変電所の線路沿いには、66kVの上野王子線2回線が通過しているので、66kVを割り入れて66kV受電にするのは、容易い
奥に22kVから1.2kVに降圧する整流用変圧器、その前に沸騰冷却式シリコン整流器(PFCタイプ)
採番が4なので4組の変成設備がある。多くの線区に給電するため台数が多い
日本鉄道電気技術協会編 変電所一般 き電変電シリーズ
のpp.21の写真3.1.1 整流用変圧器とシリコン整流器と同じ構図

2015年当時 ジオラマルーム 建屋は健在
JR東日本東京変電技術センターには、さらに特筆すべき施設があった。
東給電職員のための平屋の建物。
それはTOKYO S.Sジオラマルーム
グーグルマップに「TOKYO S.Sジオラマルーム」と表示されていたが最近削除された。 下の長方形の建屋


現調 この建屋が該当 最近2017年8月解体撤去された

鉄道模型の家 TOKYOのS.Sが判らなかったがS.S=SubStation=変電所である。
きっと内部には鉄道模型のジオラマが飾られているのだろう。見てみたい
最近2017年8月解体撤去された

時系列で見ていく

2017年 解体


2018年 変圧器・シリコン整流器の設置


2019年 まだ断路器・遮断器は設置されていない


2020年2月 遮断器・断路器が設置された

断路器と遮断器 66kV仕様

 一応 右から 断路器、遮断器、整流用変圧器SRTr、シリコン整流器SRの流れて変成設備は、整った。まだ不足しているのは、一番右の部分に、66kVケーブルヘッドと66kVケーブルトラフがない。またフェンスが無い 
  
整流用変圧器 出力端とシリコン整流器の脇にある正極、負極 母線断路器
どうやらこれら66㎸変成設備は、日暮里トレーニングセンターの学習用変成設備のようだ

昔からある22kV受電の変成設備用のシリコン整流器は健在
但し、設備が運び込まれてから数年は放置状態なので、ひよっとしたら教育訓練設備かもしれない。

初回見落としていたこと
西日暮里駅が、田端⇔日暮里駅間に出来た際に、日暮里変電所 直下のエアーセクション(き電区分)が田端⇔西日暮里間に移設されていた

き電線引き出し部 左右8本(山手線4本・京浜東北線4本)の変電所からのき電線は、かつてこの部分で線路に平行に張られたき電線につながっており、変電所直下のき電区分をエアーセクションで形成されていた。
ところが西日暮里駅ができたため、エアーセクションを移動させる必要が発生、またインテグレート架線化のため、右4本は、この部分でインテグレート架線のき電線につなぎ、左4本は、ケーブル化され、西日暮里駅を越えた田端方のエアーセクションまでケーブルされた。


直上でケーブル化 4条で1回線 16条のケーブル

ケーブル化して、西日暮里駅を通過
左側 西日暮里駅 右 日暮里駅

駅構内をケーブルで通過 トラフ


き電線が収容されたラック 田端方

田端・西日暮里間でインテグレート架線につながる

田端駅から西日暮里駅を俯瞰
この奥の部分にエアーセクションがある
左架線柱にケーブルの立ち上がりが見られる 奥にセクション標識

エアーセクションの位置は、Wクロスの奥にある
ちょうどエアーセクション通過中


1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

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