京王 電鉄 高尾変電所
中央 公衆トイレの高架下が高尾変電所 高い塀に囲まれているので内部は不明
受電:TEPCO小比企線 No.35鉄塔引き下ろし66kV 2回線(TEPCO浅川変電所構内)
受電設備:C-GIS化
き電:高尾山駅方上下一括き電、狭間駅方上下方面別き電
変成設備:シリコン整流器 4,000kW×2
高配設備:3,000kVA66kV降圧6.6kV変圧器×1
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手前が受電設備 奥が変成設備 高架下にある |
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66KV受電設備 C-GIS化 |
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TEPCO浅川変電所構内 66kV2回線TEPCO小比企線引き下ろし鉄塔 |
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引き下ろし先は浅川変電所と京王高尾変電所 No.35番鉄塔 |
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地中送電線路で京王高尾変電所まで引き込まれる |
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京王電鉄 電力指令所内 高尾変電所部分 上段が直流き電部 下段が高配 |
高尾方1回線上下一括き電 長沼変電所方2回線 延長き電用断路器があるのが判る
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き電線引き出し部 高尾駅方は昔は上下一括き電ではなかったので引き出し口跡が残っている 次変電所 長沼変電所方は方面別き電なので2回線引き出し |
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き電線立ち上がり部 この鉄構の下に断路器が収容されたキュービクルがある |
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き電線引き出し部 高架上 左 高尾駅方 上下一括き電 右 狭間駅方 方面別き電 |
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高配・き電立ち上がり部 |
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京王電鉄の上下一括き電部と方面別き電部のき電区分のエアーセクション標識 JR東日本のようにセクション標識が連なる訳ではない |
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高尾駅方 上下線き電線は一括き電のためジャンパ線で繋がれている |
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高尾駅方 上下線き電線は一括き電のためジャンパ線で繋がれている
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高尾駅の高尾山口方 上下一括き電なのでトロリ線にセクションがない |
以下は高尾山口駅構内
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上下き電線は2番目の架線柱で引き止められ1本化される |
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ここからは単線になるので上下き電線がタイボンド したところから き電分岐装置がトロリ線につながる(左) 架線はダブルシンプルカテナリーになる |
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奥 高尾駅 き電線が2分され各トロリ線にき電分岐装置でき電 |
架線着氷防止装置(高尾山口駅)
ヒーター入りのトロリ線を導入。温度、湿度、風速に対して一定の条件が揃った際にヒータを介してトロリ線を加熱する。1991年より導入
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トロリ線末端からヒータ線電源が引き出されている。もう一端はトロリ線につながる |
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高尾山口駅 架線終端から引き出されるヒーター線 高圧カットアウトをへて供給部へ |
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高尾山口駅は島型配置なのでもう片方もヒーター線が入っている |
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架線終端から引き出されるヒーター線 高圧カットアウトをへて供給部へ |
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トロリ線着氷防止システム用電源盤 |
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上下線のヒーター加熱線が引き込まれている この電柱の左上の架線がセンサー用ダミー架線 下が拡大画像 |
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実際の温度のモニターは、センサー用架線(無加圧)が 装置のそばの架線柱に張られ計測するようだ |
この方式とは別に架線に直接電流を流し加熱する方法がJR東日本で実用化され越後線で採用されている。807. JR東日本 小島谷変電所 越後線
消イオン容量形避雷針 避雷針上部に雷雲と同じ負電荷を帯電させて直撃雷を避ける
高尾駅 高尾山口方の設備
き電区分ポスト
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単線部の橋梁 |
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トンネル出口のエアーセクション トンネル内はシンプルカテナリー架線 |
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トンネル出口にエアーセクションがあり高尾山口のき電停止ができる構成となっている エアーセクションの高尾駅方はダブルシンプルカテナリーに変更 |
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エアーセクション間のき電線を区分する動力式断路器 ここから高尾山口へのトロリ線へのき電はこの断路器を経由してき電されている |
架線着氷防止装置 |
左にキュービクルがあるがトロリ線着氷防止システム用電源盤がある
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エアーセクションからのダブルシンプルカテナリー(右から)画像左下 |
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画像左下を拡大 ここにもヒーター入りトロリ線が使われている |
参考資料
京王電鉄㈱車両電気部電力課;京王特集 変電・電力設備の概要:鉄道ピクトリアル Vol.53,No.7,pp.60-62,2003
松永隆;テーマ技術資料 京王電鉄 新総合指令所-電力管理システムの概要:鉄道と電気技術Vol.17,No.12,pp.50-53,2006
京王電鉄㈱車両電気部電力課;特集京王電鉄 変電・電力設備の概要:鉄道ピクトリアル Vol.64,No.8,pp.64-67,2014
柳川 竜太;鉄道事業者の変電設備(15):鉄道と電気技術Vol.34,No.12,pp70-76,2023