2025年5月13日

1486. 九州巡検18 JR九州 日豊本線 隼人き電区分所 西鹿児島変電所(BT-ATき電)、都城変電所(ATき電) 突合せ

 隼人き電区分所

 

過去の電化当時の文献ではACVRが設備されていた。今は無い。


西鹿児島変電所(BT-ATき電)⇔隼人き電区分所⇔都城変電所(ATき電) 突合せ
西鹿児島変電所、都城変電所方両方にCR装置(共振抑制装置)が付いている
延長き電の際は、AF、TFに直列コンデンサを入れることができる。

調べたいのは、西鹿児島変電所からのき電突合せ状態になっいるかどうか
 西鹿児島変電所の鹿児島駅方はBTき電方式から途中でATき電方式となる。つまりBTき電のPFがAT(単巻変圧器)を通して2倍の40kVとしてATき電線に流れることになる。



奥に見えるコンクリの建屋はAT(単巻変圧器)収容

拡大 AT(単巻変圧器)の両側に共振抑制装置が付いている 西鹿児島側
 
都城側 AT(単巻変圧器)

都城側 ATき電線(AF)とトロリ線から引き出された(TF)がき電区分所に引き入れられる


線路側表示



都城方 左にAT(単巻変圧器)とOT(小さな長方形の機器)両側に避雷器がある
中心にあるのは延長き電用断路器 奥がTF、手前がAF


共振抑制用CR装置の抵抗器


抵抗器銘板

抵抗器の裏にコンデンサがある
コンデンサ銘板

左 CR装置用リアクトル

CR装置用リアクトル銘板


 共振抑制装置は、コンデンサ、リアクトル、抵抗で構成されているが、抵抗にコンデンサを通じて電流が流れているので、効率は悪い


都城方 中心 延長き電用断路器(開路) その右直列コンデンサ

直列コンデンサは手前AF、奥TF側に各1台
断路器は「開路」なので直列コンデンサが直列に入っている状態
但し延長き電用の断路器が開路なので電気は流れていない


お馴染み直列コンデンサ保護装置 AF,TF用で2台


お馴染み注意書き JR東日本より温和


都城方直列コンデンサを経由したAF,TFは左にある遮断器に入る


直列コンデンサを経由したAF,TFは遮断器を経由


反対側から 右 都城方 左 西鹿児島方

遮断器はもちろん「切」
つまり西鹿児島変電所から隼人き電区分所まで途中BT区間を挟んでATき電中で都城と突合せ


遮断器の西鹿児島方の断路器は閉路つまり「入」
但し遮断器「切」、都城方断路器 開路のためデッドセクションで突合せ状態


西鹿児島方AT(単巻変圧器)と共振抑制装置


西鹿児島方 AF,TF き電線 引出 電柱にオレンジ帯着色


 デッドセクションがき電区分所よりかなり離れた場所にあるため、AF,TF(西鹿児島方)き電線がき電区分所より伸びている。トロリ線は都城方き電なので別電源表示「異電源」ではない。架線柱にオレンジ帯着色

トロリ線は都城方き電なので別電源表示「異電源」ではない。架線柱にオレンジ帯着色


踏切からデッドセクションを望む。両側は藪
デッドセクションまで別電源表示 架線柱にオレンジ帯着色


奥架線柱にTFき電線が引留め トロリ線に繋がる 別電源とオレンジ帯は無
AT(AF)き電線が通過している

デッドセクション部拡大









































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