JR東日本 横浜市港北区日吉本町6丁目での154kV送電線断線事故現場
この送電線は、武蔵境交流変電所と新鶴見交流変電所間の送電線で連絡送電線のような機能を持っている。
1996~1998年に電線の増容量化のためアルミ覆インバ心特別耐熱アルミ合金撚り線XTACIR200㎟(約16mmの直径)に張り替えているので、これが切れたのが大問題となる。
XTACIR200㎟の常時許容電流は、約700Aから800Aの範囲
XTACIR送電線の説明 一般社団法人 電線総合技術センター(略称:JECTEC)情報
切れた1Lor2Lを接地して碍子取り付け部の全点検を行うことになる。
Xからの情報をまとめるとNo.78~80付近の送電線が切れた模様、現在切れた相側全部に接地器具が取り付けられ、鉄塔には接地旗が付いており、一番上の相に送電線曳行用のケーブルが取り付けれている状態。https://x.com/shiguretont/status/1929089342951100696(@shiguretontさんの投稿)
もう断線部は復旧しているが点検のため接地中
ここ 切れた箇所 https://x.com/kg_b0mbe/status/1929081946501439809(@kg_b0mbeさんの投稿)
多分切れたのは一番上の相の送電線 鉄塔はNo.79 V字懸垂碍子吊り下げの下部の金具が破損して、送電線が落下した模様。
修理方法は
吊金工法で行っている模様 Tower Line Solution Co.,Ltd.から引用
武蔵境交流変電所は、信濃水力の都内への入口、新鶴見交流変電所は、川崎火力の都内への入口
双方が別電源だったので断線停電しても大きな問題は発生しない。
但し154kV送電線がTEPCOの需要家線6.6kVを切断したので、周辺の住宅は停電した。6.6kV側も避雷器で保護されておりTEPCO側の配電用変電所でも電源遮断している。 停電範囲及び住宅損傷の程度から元々154kVを送電していなかった可能性が推測できる。
横浜市港北区で発生した送電線断線について(終報)JR東日本 5月31日発表
JR東日本の発表だと日吉本町6丁目だが、TEPCOの停電情報だと下田町5丁目(日吉本町6丁目の上)が多数停電している。
断線箇所が日吉本町6丁目付近で停電箇所が下田町5丁目付近のようだ。
同時刻でのTEPCO停電状況
2025/05/31 10:20
2025/05/31 15:15 神奈川県
横浜市港北区 下田町5丁目
約50軒 調査中
2025/05/31 12:01
2025/05/31 12:13 神奈川県
横浜市港北区 下田町5丁目、日吉本町6丁目 約490軒 調査中