2025年3月28日

1452. 小田急電鉄 柿生変電所(再訪) 受電変更確認

 柿生変電所(再訪) 受電変更確認

 


過去記事

 以前は、小田急新百合ヶ丘変電所、大野変電所からの双方向受電が可能な設備だったが、新百合丘変電所からの連絡送電線22kV 1回線に受電変更になった。

 柿生変電所と玉川学園変電所間の22kV架空送電線(途中一部地中送電線)は撤去されている。

受電:小田急新百合ヶ丘変電所からの自営地中送電線22kV 1回線(トラフ収容)
き電:Tき電に変更(以前は方面別き電でWセクション方式だった)  
   シリコン整流器4,500kW ×2

駅 小田原方の22kV自営地中送電線収容トラフ「特別高圧22,000V」表示

奥のハンドホールから踏切下を通過


ハンドホールからトラフに移行





屋外特別高圧接続盤へ






単なる接続点としては大きいのでVCBが収容されている可能性大
但し、新百合丘変電所からの片方受電なので送電線の区分開閉器としては不要


専用橋で川を渡る自営22kV地中送電線(トラフ収容)



線路沿いのトラフが22kV自営地中送電線収容トラフ
奥のT分岐のトラフは変電所内からのき電線収容トラフ

22kV自営地中送電線引き込み口



右 22kVケーブルヘッド 断路器を経て下のエコ・タンク形VCBへ



現在の柿生変電所22kV受電部
遮断器がエコ・タンク形真空遮断器 断路器はブレード型



2015年当時の柿生変電所22kV受電部
遮断器が油入り遮断器 断路器が旋回型 
玉川学園方の22kVケーブルヘッドが見える
オレンジキャップは避雷器


この鉄構部分に玉川学園方の断路器とケーブルヘッドがあった


左の白い碍管はヒューズ内蔵形断路器 

22kV避雷器 変電所22kV母線に繋がる


かつての22kV送電線鉄塔があった場所

撤去された鉄塔


変電所 母線部

母線部から引き出された電線が整流器用変圧器一次(VCB内蔵)キュービクルに繋がる


1号整流器用変圧器一次



整流用変圧器とバスダクトで繋がるシリコン整流器


別角度 左隣のキュービクルは1号整流器負極89N(1)





新百合ヶ丘方き電線引出部


玉川学園方き電線引出部

オーソドックスな方面別き電線引出部に見える
実はよく見ると判る



き電線接地断路器 工事等で投入 Tき電なので上下線のみ
以前は新百合丘方上下、玉川学園方上下、Wセクション用上下の6基あった

き電線接地断路器 工事等で投入

 



新百合ヶ丘方き電線と玉川学園方き電線を繋ぐき電線 この部分でTき電となっている


上り線側インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線


下り線側インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線


インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 上下線 配置



かつての変電所直下のエアーセクション部 ジャンパ線でエアージョイント化されている

かつての変電所直下のエアーセクション部

かつての下り線にあったWセクション部 ジャンパ線でエアージョイント化されている

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