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やっとJR、私鉄 自営送電線系統図が完成しました。以後 判明した系統の追記、修正を随時行います。
まず手始めに過去にUpした以下の記事のJR東日本の電力指令の表示画面の詳細分析を行った。
平成24年現在(2012年)及び2015年の記事以下参照
282. JR東日本 東京電気システム開発工事事務所のWebの解説 JR東日本首都圏送電系統図
以下を更新して追記した内容 変電所名をわかる範囲で記載
2014年時点のJR日本 送電系統図Jpeg ファイル 上記画像のJpegファイル
緑 154kV JR系統青 66kV JR系統
赤 66kV 東電導入系統
それ以外は22kV JR系統
1989年給電指令にCADが導入され送電系統図が系統毎に色別にされた。この大画面の図は、特高系統図と統括監視図が合わさった給電系統図であろう。
赤が東電系の導入電源、それ以外の色が自営電源を示すと思われる。
しかし資料自体(2014年)から10年経過しているので、現在とは違う系統が記載されている。e.g.川崎、国立、吉祥寺、目黒、池袋SS 66㎸化、川崎SS受電系統変更等
また以下の記事内容が文章だけだったので実際にGoogle My Map上にプロットしている。
844. JR東日本 架空送電線 経路 一覧 2018年Up
943. JR東日本 自営電力の活用 「JR東、自営電力の送電網拡充 首都圏で鉄道安定輸送」 日刊工業新聞の見出し記事に反応 2019年Up
新しい送電系統図について
送電線経路について
JR発電所(火力・水力)の架空、地中送電線の経路は、ほぼ正確
154,77,66,33kVの架空送電線の経路は、ほぼ正確 なぜなら鉄塔の目印があるから
154kV、77kV、66kV、22KVの地中送電線(トラフ、管路、ダクト収容)は上空から見えるものと、現調したもの以外は経路は不正確(但し変電所名は正確)
高配(6.6kV)・通信線収容のトラフ、管路、ダクト収容を誤認している場合もある。
大規模 駅.・操車場部は不正確 例 品川、東京、新宿、上野、横浜等
自営送電線がある私鉄
小田急電鉄、東急電鉄、秩父鉄道、野岩鉄道、東武鉄道、京浜急行電鉄、富山地鉄は記載した。
西武鉄道、京王電鉄、京成電鉄は自営送電線が無い。すべてTEPCOから直接受電
変電所位置について
自営送電線電力受電の変電所のみ記載。自営受電変電所に挟まれているTEPCO受電変電所は省略
66kV化された変電所は把握できているものだけ載せた。目黒、池袋、国分寺、吉祥寺など
送電線経路の時代背景について
平成24年現在(2012年)及び2015年の記事以下の改訂版のようなもの
282. JR東日本 東京電気システム開発工事事務所のWebの解説
JR東日本首都圏送電系統図
その他
JR東日本以外の私鉄(富士川以北)JR四国、JR西日本は、調査して判明したものだけ記載
東北連絡送電線(小山-黒磯)については、TEPCO電源に置き換わりつつあるので省いた。
以下が、2014年から変電所等を随時プロットしている系統図と変電所のGoogle My Map
変電所 き電区分所 補助き電区分所 グーグル マイマップリンク
上記Google My Mapにも自営送電線経路がプロットされていたが、見にくくなったので自営送電線系統図のみを抜き出したのが今回のGoogle My Map 以下参照となる。
JR東日本で示される自営電力での供給範囲 |
JR東日本で示される自営電力での供給範囲が広いのは新小千谷発電所(小千谷第二発電所)川崎発電所、新鶴見交流SS、中東京(東信)からの振替供給が行われていて、JR東日本発電所の電力をTEPCO受電のJR東日本変電所にTEPCO送電線で供給しているため。
JR東日本の新幹線変電所はすべてTEPCOからの受電、その代わりにJR東日本がTEPCOに振替供給している。また東京外環状線(武蔵野線・西浦和・西国分寺SSを除く)も振替供給にため自営電力での供給範囲に入っている。
TEPCO供給線区
常磐線:藤代、我孫子、新松戸SS
武蔵野線:吉川、東川口、新座、新秋津、生田、梶ヶ谷、塩浜、大野SS
新幹線:新野木、新宇都宮、新那須、新大宮、新熊谷、新渋川、新田端
上越南線:群馬総社、渋川、津久田、沼田、上牧、水上、高崎SS、宮原開閉所
東海道線:茅ヶ崎、二宮
東北線:栗橋、久喜、蓮田
TEPCO供給変電所
蕨交流、西船橋、大船、大月、高崎SS
TEPCO供給変電所(非通常時)
湯沢、丸の内SS
JR東日本供給
新鶴見交流SS→TEPCO川崎SS 154kV
千手発電所ー武蔵境交流SS間送電線分岐(中東京信濃川線)→TEPCO中東京SS 154kV
川崎火力発電所→TEPCO稲荷SS 66kV
新小千谷発電所(小千谷第二発電所)→TEPCO中東京幹線 275kV
過去の自営送電網(国鉄時代から)
1975年 現在JR東海の原変電所まで送電 |
1975年 武蔵境給電区の供給範囲 上記図の東京付近の拡大 現在のJR東海 市川大門まで送電 |
1986年 自営電力の供給範囲 供給振替を含む |
2000年 設備増設、老取、更新 浜松町SSの記載がない |
2010年 自営電力の更新強化 火力主体に移行 |
参考文献(順不同)
「自営電力のあゆみ」(五十年の変遷);2004:東日本旅客鉄道株式会社東京支社電気部給電課
黒岩雅夫;東京100km圏のエネルギー安定供給を支える;鉄道界,Vol.51,No.4,pp73-78,2010
縄田晃樹ら:給電三期 新鶴見・横浜間地中送電線管路新設