大岡山開閉所
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Google Street View |
また、抵抗放熱器群があるので過去に回生電力吸収設備があったものと推定できるが、その設備に関する東急の文献が出てこない。
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抵抗器盤 メーカー名が無い |
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この上部に通風ガラリがあるものが4台 |
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通風ガラリが無いものが3台 |
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抵抗器群 |
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手前のキュービクルは高配系なので関係ない |
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表示盤 上り線、下り線の表示と89Pと54CHと89Nの表示ランプがあるので 正極断路器89Pと直流高速度遮断器54CHと負極断路器89Nだろう |
抵抗器の下に太い配線は見えない |
別角度 |
やっと見つけた銘板 富士電機製の回生電力吸収抵抗器 2000年設置 |
富士時報(第72巻第2号1999年2月)から引用 しかし東急に設置したとは書いてない
鉄道車両に有効な回生電力吸収装置 - Hitachihyoronつきみ野で試験されていた抵抗吸収型
鉄道ピクトリアルVol.54,No.7,pp.63-65,2004 東急 電力設備概要に「目黒線で回生電力吸収装置(1開閉所)を設置した」と出てくる。これが大岡山の回生電力吸収装置のことだろう。現在は運用は停止しているようだ。
コルゲートチューブでき電線が引き込まれているように見えるが 駅構内がき電吊架線方式なので吊架線に繋がている |
大岡山駅構内のクロスボンド(レール電位均圧化)
以下 TBSニュースダイジェストからの引用
「電圧差でレールの継ぎ目がショート」東急東横線・日吉駅の発煙の原因が明らかに
TBS News Dig(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
先月、東急東横線の日吉駅構内で線路から煙が出て、およそ5時間半にわたって一部区間で運転見合わせとなった問題の原因について、東急電鉄は「電圧の違いでレールの継ぎ目がショートして焼けたため」と明らかにしました。
この問題は先月31日の午前中に2回、東急東横線の日吉駅構内の線路から煙が出ていることが確認され、東急東横線があわせて5時間半にわたって一部区間で運転見合わせとなったものです。 東急電鉄は16日の会見で原因について、東横線と目黒線・新横浜線のレールに生じる電圧に差があり、レールの継ぎ目を列車が通過する際に火花が発生し、継ぎ目がショートして焼けたためだったと明らかにしました。
発煙した部分は、今年3月に東横線と相鉄線の相互直通運転が始まったことで新たに作られていて、東急電鉄は「今回の発煙には相互直通運転が影響している」としています。 東急電鉄は火花の発生を抑えるため、電圧の差を減らす改修工事をすでに完了したということです。 また、東急電鉄の管内には今回と同じように電圧が異なる路線をつなぐ場所がほかにも二子玉川駅、大岡山駅、蒲田駅など8か所あるということで、東急電鉄はこうした場所の再点検を今月中にも完了させるとしています。
引用終わり
この文中に出てくる大岡山駅のクロスボンド箇所が以下の場所
大井町線と目黒線のクロスボンド部 この右に渡り線がある 奥 大井町線のインピーダンスボンド 手前 目黒線のインピーダンス 中性点がケーブルでクロスボンド CV500㎟×2 空中布設なので約1,800Aまで流せる |
大井町線のインピーダンスボンド 大井町方面 中性点がケーブルでクロスボンド 手前側が目黒線から来るクロスボンドケーブル 奥が大井町線上下線をクロスボンドするケーブル CV500㎟×2でクロスボンド 空中布設なので約1,800Aまで流せる |
大井町線のインピーダンスボンド 自由ケ丘方面 中性点がケーブルでクロスボンド 右が目黒線から来るクロスボンドケーブル 左が大井町線上下線をクロスボンドするケーブル CV500㎟×2でクロスボンド 空中布設なので約1,800Aまで流せる |
目黒線のインピーダンスボンド 大井町線とクロスボンド CV500㎟×2でクロスボンド 空中布設なので約1,800Aまで流せる |
異電圧が発生しそうな場所に赤丸 まさしくこの場所の異電圧解消にクロスボンドが入っている |
目黒線に入っているエアージョイント間の断路器 エアージョイントのジャンパ線を外せばエアーセクションとして機能 断路器で区分できる |
目黒線に入っているエアージョイント間の断路器 エアージョイントのジャンパ線を外せばエアーセクションとして機能 断路器で区分できる |
配線図については以下の資料を引用