田園都市線 田都渋谷開閉所
場所 東急渋谷駅 半蔵門線ー田園都市線のき電区分
渋谷駅中心から200m池尻大橋方
渋谷駅 池尻大橋方にある 多分この辺 |
駅中心から約200mの地下2F部分 職員通路の奥に開閉所がある |
半蔵門線との並列き電を行なうため工事等で停電作業を行う際にき電区間の切り離しを行なう。田園都市線の地下部は上下方面別き電
半蔵門線の剛体架線と田園都市線(新玉川線)の複合架線間のエアーセクション部がき電区分となっている。電力量計が上下線についており融通電力量の確認ができる回路になっている。
当初は渋谷開閉所との名称だったが、副都心線にも開閉所を設ける必要があったため田都渋谷開閉所となった。副都心線は東横渋谷開閉所に改名されている。
現在は鷺沼の総合指令所からの遠制 名称も田都渋谷開閉所に改名 |
新玉川線建設当時の渋谷開閉所 CVケーブル500㎟ケーブル2条でトロリ線とつながっている |
融通電力測定の積算電力計(WH)がついている DCPTは電圧計、DCCTは電力計、LAは避雷器、DSは断路器、72Tは直流高速度遮断器 500㎟ケーブル2条で架線部につながり325㎟のケーブル4条で各機器につながる。 (500㎟のCVケーブルでは外径約80mmで取り回しが大変なため) |
上りはR300のカーブのため架線部が良く見えない 剛体架線と複合架線が平行に走っている |
奥の架線部 拡大 |
下り方 電車線区分標が見えるのでエアーセクションがある 剛体架線と複合架線が平行で走っている |
架線部拡大 右より500㎟ケーブル2条が地下2F部に引き込まれている 剛体架線部、複合架線部両方にケーブルがつながっているのが見える ケーブルはクリートではなくケーブルラックに収容されている。 |
建設誌では500㎟2条が各架線につながっているよう記載されているが現場では1条で引き込まれている。東急電鉄の直流CVケーブルの最大断面積は500㎟なので500㎟1条で引き込まれている可能性が大きい。500㎟1条 約1,200Aが最大許容電流 電車が抵抗制御・直並列組合せ制御方式からVVVF制御方式に変化したため大電流を流さなくても問題なくなったのかもしれない。またこの田園渋谷開閉所の上り方 宮益坂地下に半蔵門線メトロ渋谷変電所があるので電力面からみると1条でも問題ないのかもしれない。