2025年4月25日

1468. 九州巡検5 JR九州 小倉総合車両センター 直流き電と交直識別表示

 小倉総合車両センター 直流き電と交直識別表示

小倉総合車両センター
 
 小倉総合車両センターに入出するには、必ず西小倉方デッドセクションを経由しなければならない。なぜならセンター全体が朽網変電所方のき電だから。もちろん直流もトロリ線が張ってある全体に流せる構造となっているのでデッドセクションは必須。

 日豊本線の南小倉き電区分所で門司方と朽網方のき電区分を行なっている。そのため工場半分の西小倉方の日豊本線が門司変電所M座き電となっているので日豊本線が平行に走っているがセンターへの分岐が無い。







小倉総合車両センター 変電所
センター変電所 受電22kV 地中送電線 大門金田線No.24受電
右 ケーブルヘッドの上部のラインポスト碍子にアークホーン付き


九州電力 大門変電所 66kV降圧22kV 大門金田線No.24受電
大門変電所は小倉総合車両センター 入口のデッドセクション付近にある


右から 断路器、遮断器、オレンジキャップMOF、避雷器

GPT(EVT)

22kV降圧6.6kV 配電用変圧器 一次、二次側ともヒューズ入り断路器使用

直流き電設備に送るケーブルヘッド22kV 断路器を経てケーブルヘッドへ

6.6kVの太い母線が上部に張ってある

断路器は閉極



第二変電所(仮称)
左 主変電所から送られてきた22kV地中送電線は一端ケーブルヘッドから断路器、遮断器を経て再度ケーブルヘッドに繋がる。断路器は開極 この部分は直流設備に繋がる(変成設備)


別角度

朽網変電所の門司方上りトロリ線から工場内き電が分岐する

一端 受け入れの接地極付き断路器を経由 現在工場内は朽網変電所から受電中


下の遮断器に繋がる

右 断路器から遮断器単極を経て避雷器、変流器を経て断路器から工場内へき電


工場内交流最終き電用断路器は2台並行で並んでおり手前側が工場内き電 
奥側にはケーブルと断路器を経てVTのような機器に繋がる。
工場内NFの配線は確認していないが、NF系と関係があると思う


右架線柱 朽網変電所の門司方上りトロリ線から工場内き電が分岐して断路器、遮断器、変流器、避雷器、断路器を経由して左架線柱から工場内直流加圧設備まで送られている


一端ケーブルヘッドで地中送電線化されたケーブルが再度ここでケーブルヘッドから
整流用変圧器に繋がるり最終的にシリコン整流器に繋がる(右部分)


整流用変圧器からのシリコン整流器を経て直流正極、負極き電線が右建物に引き込まれる
直流避雷器が載っているのがシリコン整流器 多分簡単な三相ブリッジ整流


この建屋内に直流高速度遮断器が収容されている

上部 交流受電設備(左)からきた き電線がT分岐する。

別角度 T分岐している

左 交流受電設備から来たき電線は、右 母線化されて接地極付き断路器2台に繋がる
左の接地極付き断路器を経由したき電線は、1番線の架線にき電電分岐装置で繋がる。   右の接地極付き断路器を経由したき電線は右方向に向かう。もう1本断路器を経由しないで母線から分岐したき電線も右に向かう。
 
別角度 
左1番線 接地極付き断路器のブレードが上に投入され現在加圧中 き電線は左方向に分岐
右2番線 接地極付き断路器のブレードが下に投入され現在接地中 き電線は左方向に分岐
母線から断路器を経ないで1回線引き出されている き電線は左方向に分岐
右 電柱から1回線 右方向に引き出されているのは、直流加圧部の断路器から引き出されている

 接地極付き断路器の左側 現在交流加圧位置(上部)にブレードが入っているのは工場内1番線と西小倉付近のデッドセクションから工場内デッドセクション、同相セクションインシュレーターの右側をき電している。

  接地極付き断路器の左側 現在接地位置(下部)にブレードが入っているのは工場内2番線の同相セクションインシュレーターの左側をき電する。現在2番線は電源切りの状態


直流加圧部 
 2回線の直流き電線が引き出されており、手前の交流断路器は交流き電線と繋がっている。断路器が2段カスケード接続され1段目から交流き電線が引き出されている。2段目は交流受電設備(左)からきた き電線がT分岐した片方が繋がっている。
 奥の断路器は形状は交流断路器だが、引き出されているき電線が2回線ケーブル化されていて、おそらく工場内に引き込まれていると推定する。

直流加圧設備及び交流き電設備からのき電線は、工場側(右)に3回線引き出されている
手前 接地極付き断路器を経由 1回線(2番線用)
中間 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)
奥 直流加圧設備から直に引き出されているき電線

直流加圧設備からケーブル化されたき電線は、この電柱でき電線(裸線)になる


小倉総合車両センター入口に向かうき電線
工場内を横切るき電線
奥 直流き電線
次  直流加圧設備から直に引き出されているき電線
次 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)
一番手前 接地極付き断路器を経由 1回線(2番線用)
 
直流き電線は、工場内5番線の脇に引き込まれている

引込箇所

一番手前のき電線が右架線柱に引留められ2番線のトロリ線に繋がる
つまり2番目の接地極付き断路器は2番線用
残るは2回線 左 直流加圧設備から直に引き出されているき電線
右 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)

別角度

左 工場入口側からのき電線が1回線追加 これは3番線のトロリ線に繋がる

奥 3番線側交流同相セクションインシュレーター 左にき電線分岐装置で繋がる
隣 2番線にも交流同相セクションインシュレーターがあるが、既にき電線は繋がっている

電源表示板の「入、切」が見えないが2番線は交流印加表示


各所にある進路電源識別標識 波線が交流、直線が直流
ああ黒磯を思い出す。

各所にある進路電源識別標識 波線が交流、直線が直流

各所にある進路電源識別標識 波線が交流、直線が直流

 奥に見えるのは3番線用接地極付き断路器 一番手前のき電線が接地極付き断路器の中点に繋がり、ブレードは接地側に投入
 2回線のき電線 左 直流加圧設備から直に引き出されているき電線。右 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)
右の「入」表示は1番線 交流加圧中表示

3番線用接地極付き断路器 上部の加圧側はどこに繋がる?

右 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)からT分岐して3番線の接地極付き断路器に繋がっている。残り右に2基の接地極付き断路器がある。

右架線柱 交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)が引留められて方向を変え奥の接地極付き断路器に繋がっている。つまり6番線 左に交流同相セクションインシュレーターがある架線の左側に繋がっている。
中央架線柱には、左 直流加圧設備から直に引き出されているき電線が繋がり手前の接地極付き断路器に繋がっている。こちらは5番線側 右に異相セクション表示が見えるが、この右にデッドセクションがある。

別角度 中央手前側交流き電設備から直の回線(但し直流加圧設備にT分岐している)
両接地極付き断路器は、接地側に投入


1番線 加圧中 5番線前、6番線前 接地中 車両センターには4番線が無い

デッドセクション5番線と交流同相セクションインシュレーター6番線


交流同相セクションインシュレーター6番線


デッドセクション5番線 6番線側奥に「切」に電照
デッドセクション手前側は1番線なので「入」で交流加圧中

奥の2番線 辛うじて「切」表示が見える

現在 交流同相セクションインシュレーターが設備されている架線は、かつてデッドセクションだったようだ。架線の接続部がデッドセクションを抜いた跡のようだ。

拡大 デッドセクション5番線、奥6番線

 5,6番線は工場内にセクションインシュレーターが別にあり、5,6番線の交流同相セクションインシュレーター及びデッドセクション通過後の架線から再び、き電線分岐装置を経由して接地極付き断路器を経てき電線が工場内に引き込まれている


別角度 両接地極付き断路器は接地側に投入



小倉総合車両センター入口部
一応門があるが役目をはたしていない センター内交流印加 加圧中




表示器部拡大

進路電源識別標識

小倉総合車両センター入出庫線ここから先は、架線が両方ある


小倉総合車両センター入出庫線 このデッドセクションを必ず電気車は通過する
隣の架線が無い方は、使用してないようだ。



デッドセクション長としては26mはある

デッドセクション脇に2段の進路電源識別標識 黒磯の場合 横に並列表示

進路電源識別標識 入出庫線すなわち1番線は交流印加
ああ 黒磯を思い出す。

出典「配線略図.net」,アドレス「https://www.haisenryakuzu.net/」から引用一部改変

このままだと纏まりにくいので上下反転させてき電線系統図を書き込み

配線略図.netさんの交直切替可能(推定)は正しい
小倉総合車両センター構内 交直き電系統図


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