伊集院き電区分所
アプローチ:伊集院駅
き電区分:AT区間 川内変電所⇔伊集院き電区分所⇔西鹿児島変電所(AT-BT境界)
1970年9月 鹿児島本線 八代ー西鹿児島間でATき電が商用電源周波数60Hzで世界で初めて実用化された。営業運転開始は10月1日
この辺の経緯については以下に纏めてある。この中に伊集院き電区分所が出てくる
西鹿児島変電所側にAT(単巻変圧器)上下線2台、川内変電所側にAT(単巻変圧器)1台とCR装置
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伊集院き電区分所 銘板は右門柱の左側にある |
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全体像 道路側 左 手前ATが上り方 奥が 下り方 西鹿児島変電所方 右 奥に1台AT 川内変電所方 両側にAT 左右から延長き電用の遮断器、断路器が出てくる |
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全体像 線路側 右 手前ATが下り方 奥が 上り方 西鹿児島変電所方 左 手前に1台AT 川内変電所方 |
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手前ATが上り方 奥が 下り方 西鹿児島変電所方 手前の方が大きい(放熱器板の数が違う) |
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川内変電所方は、さらに大きい NW(中性線)は3分割でPW(保護線)と白のケーブル2本、保安器を経由して接地 |
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実質3年しか存続しなかった東芝と三菱電機の合弁会社 線路容量2,000KVAは2MVAなのでそんなに大きくはない 川内変電所方は上下一括き電で、その後単線化される |
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川内変電所方のAFとTFにCR装置が付いている。このキュービクルの中にコンデンサとリアクトルが収容されている。初めて見る形式。多くは別置き。隣は抵抗300Ω 放熱のため外部に出されている。貫通ブッシングが大きい |
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コンデンサとリアクトルが収容 |
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各AT(単巻変圧器)のAF,TFは、それぞれ避雷器に繋がる。また延長き電用に引き出される。AFとNW間にVT(電圧計)が繋がる。各AF,TFはAFはATき電線として引き出されTFはトロリ線に繋がる。手前のAT(単巻変圧器)のNW(中性線)に何か円筒形の機器が繋がっている |
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赤丸の機器 AT(単巻変圧器)のNW(緑丸)が頭頂部に繋がりさらに右のVTの低圧側に繋がる 分割碍子の下からNの配線が出ている |
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左下にNの表示 |
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調べたらこの機器と頭頂部が一致する |
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変流器(電流計)のようだ |
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延長き電用断路器、遮断器、断路器が西鹿児島変電所側2台並んでいる。 奥の遮断器を挟んだ断路器2台は投入つまり「入」 手前の断路器 西鹿児島方は開放つまり「切」、遮断器を挟んだ川内変電所側の断路器は投入 奥の延長き電用の設備(断路器、遮断器、断路器)は運用されている |
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別角度 同部分 |
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手前 断路器と奥 断路器の状態 |
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真横から同部分 右 遮断器はガス遮断器 |
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奥 遮断器の動作表示は「入」 つまり 鹿児島本線上り線側とデッドセクションを挟んで川内変電所方上下線は延長き電中 |
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川内変電所方 き電線引出部 TF側き電線が2分されているのが判る 上部中央右 |
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き電線引出部の表示 道路側 |
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き電線引出部の表示 道路側 |
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き電線引出部の表示 道路側 |
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き電線引出部の表示 道路側 |
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西鹿児島変電所方 き電線引出部 線路側から |
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川内変電所方 き電線引出部 線路側から |
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デッドセクション部 奥 川内変電所方 手前 西鹿児島変電所方 |
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伊集院駅方 ATき電線1回線とPWが上下線架線柱に張られている |
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伊集院き電区分所 単結線図(推定) |
伊集院き電区分所は、延長き電中のようだがJR九州 西鹿児島変電所、川内変電所は同一電源から引っ張ってきているか確認した。
JR九州 西鹿児島変電所66kV受電 近傍の田上変電所から受電 田上変電所の上位変電所は220kV受電の鹿児島変電所、さらに上位は500kV受電の南九州変電所となる。
JR九州 川内変電所110kV受電 近傍の川内変電所から受電 川内変電所の上位変電所は500kV受電の南九州変電所となる。
一応 最上位変電所は500kV受電の南九州変電所となっているが、66kV、110kV受電のき電用変電所間の並列き電、もしくは西鹿児島変電所からの延長き電で川西変電所突合せとなるようだ。
一応 最上位変電所は500kV受電の南九州変電所となっているが、66kV、110kV受電のき電用変電所間の並列き電、もしくは西鹿児島変電所からの延長き電で川西変電所突合せとなるようだ。