2015年7月27日

301. JR東日本 新黒磯補助き電区分所(新幹線・ATき電)

新黒磯補助き電区分所
 


グーグルマップでは表示名がでたが 表示名が間違い  新黒磯変電所など無い
場所:那須高原駅 
アプローチ:容易
特徴:黒磯変電所より供給される6.6kVで昇圧25,000Vの電留線用変電所を持つ補助き電区分所
那須基地は、本線トロリ線よりき電のため、夜間本線停電時に電源が切れてしまう。冬季夜間は冷え込むため、新幹線に電源を供給して保温(補機用電力を供給)する必要があり設置されている。新幹線運転時には、切り離される。(あくまで補機運転用)



補機への供給は、新黒磯補助き電区分所に付随する昇圧変圧器が担当しているが、黒磯変電所より6.6kVの専用線で昇圧変圧器に送られ25kVに昇圧されて、新幹線の補機を動かすためだけに使われている。電留線の入換には、この昇圧変圧器は使えない

文献より引用
特殊な使用法をしている。
三相の単巻き変圧器のステップ昇圧である。一括で6.6kVから25kVに昇圧すると
6.6kVの高圧配電線が突入電流の影響で電圧が落ちてしまう。
そのため5kVづつ段階的に昇圧している。また三相を単相に変換するのに不等辺スコット結線変圧器を使用して単相を取り出している。通常ならば不等辺スコット結線変圧器の出力側にコンデンサとリアクトルをつけて不平衡を解消するのだが、こちらはわざわざ入力側に付けてコンデンサも段階的に切り替えている。

新黒磯補助き電区分所 結線図

電留線昇圧用変圧器用放熱器

昇圧用変圧器25,000V出力端

昇圧用変圧器25,000V出力端

こちらはAT用放熱器

昇圧用変圧器の出力端は電留線に繋がる


AT用放熱器

補助き電区分所は高架下に設置されている

補助き電区分所は高架下に設置されている

補助き電区分所は高架下に設置されている

補助き電区分所は高架下に設置されている

補助き電区分所は高架下に設置されている

黒磯変電所からの6.6kV配電線 25,000V昇圧変圧器に繋がる

黒磯変電所からの6.6kV配電線 25,000V昇圧変圧器に繋がる

黒磯変電所からの6.6kV配電線 25,000V昇圧変圧器に繋がる






おまけ 那須電留線車両基地

トロリ線から車両基地用き電線分離する断路器 下り方 入線

アプローチ


セクション間に挟まれた10Ω抵抗


線条変圧器 LT


電留線用接地型断路器

電留線用接地型断路器

電留線用接地型断路器

電留線用接地型断路器




出庫線用セクション部の10Ω抵抗(セクション間)

セクション表示

セクション短絡用断路器
 那須高原駅 おまけ RPCD装置

RPCD装置につながるインピーダンスボンド

那須高原駅高架下に収納されているRPCD装置本体

参考文献
川村克則;東北新幹線那須電留基地車両凍結防止電源設備の概要
電気鉄道,1983,Vol.37,No.8,pp16-20

川村克則;東北新幹線那須電留基地車両凍結防止電源設備について
電気鉄道,1984,Vol.38,No.4,pp3

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