2024年2月20日

1352. 東葉高速鉄道 八千代緑が丘車両基地 き電区分所と構内き電区分推定

 八千代緑が丘車両基地(事前申込・抽選)の公開が2023年11月があったので行ってきた。

 Wikipediaでは八千代緑が丘車両基地だが看板は[「車両基地」また公開の告知文では「東葉高速鉄道 車両基地」なので以後車両基地で通す。

 車両基地には、仲木戸変電所変電所から専用の き電線で き電されている。本線き電と基地内き電の区分は、入庫線が基地内エア―セクション部でき電区分。出庫線が基地入口踏切先のエア―セクション部でき電区分されている。

 各エア―セクションまでは、本線上のき電線が分岐してき電している。そのため基地に向かう入出庫線には3本のき電線が併設されている。入出庫線用のき電線は510㎟の硬アルミ撚り線1条2回線、車両基地専用のき電線は電区分所まで510㎟の硬アルミ撚り線2条1回線が配線されている。


赤丸 仲木戸変電所からの基地き電区分所までの き電線
その右 本線き電線 どちらも硬アルミ撚り線510㎟2条

八千代緑が丘駅の仲木戸変電所方 
赤丸 基地き電区分所へのき電線510㎟の硬アルミ撚り線2条 
赤丸の右側 本線き電線から分岐した基地入庫線のき電線510㎟の硬アルミ撚り線1条 
赤丸の左側 本線き電線から分岐した基地出庫線のき電線510㎟の硬アルミ撚り線1条 


八千代緑が丘駅構内

構内 同一ホームは き電源が同じなのでシーサースクロッシングにセクションが無い
右 2線が車両基地への入出庫線となる

 隣のホームとは き電源が違うのでシーサースクロッシング上にセクションインシュレーターがある

入出庫線のシーサースクロッシング部分 赤 標識と 紫 セクションインシュレーター

左 入庫線上の本線き電線からの き電線と基地き電区分所へ向かう き電線 
 右は、き電区分所から分岐して出庫線出口のエア―セクション手前までき電する き電線(便宜的に32とする)

 入庫線のエア―セクションがある部分 ここまで入庫線は本線 き電線から分岐した き電線でき電される(エア―セクションの表示 黄色・赤色の帯)

  基地 き電区分所 
 仲木戸変電所からの き電線510㎟の硬アルミ撚り線2条1回線が引き込まれ、内部の母線から基地内 き電線510㎟の硬アルミ撚り線1条 2回線(31・32)が引き出されている。(この番号は線路番号かもしれない)


出庫線のエア―セクション 
壁に赤と黄色で表示 赤が導入部 黄色が切れたらセクションから抜けたことに成る
右 基地き電区分所へ向かう き電線と本線き電線から分岐したき電線(入庫線用)



拡大

出庫線 エア―セクション部 左壁の黄色、赤色の線に注目


出庫線のエア―セクションを抜けると本線き電線から分岐したき電線でき電される


き電区分所から分岐した基地内 き電線(32)が出庫線のエア―セクション手前に繋がる

基地き電区分所
車両基地 き電区分所
内部には断路器と直流高速度遮断器が収容されている
推測 き電線31(西半分)き電線32 東半分を担当


赤色 本線分岐入庫線 基地手前 エア―セクションまでのき電線510㎟硬アルミ撚り線1条
本線より分岐
緑色 き電区分所から分岐したき電線32番線へき電。一方は基地出庫線エア―セクション手前まで。反対側は、車両基地内き電 510㎟硬アルミ撚り線1条 2回線 32番線き電
青色 き電区分所から分岐したき電線31番線へき電 基地西側を担当510㎟硬アルミ撚り線1条
水色 仲木戸変電所からの車両基地専用き電線510㎟硬アルミ撚り線2条

基地内

き電線32番線(便宜的番号)片方からT分岐して断路器(接地極付き)に繋がる。並行配線
右奥に単独線のき電線31番線へき電が見える

断路器部拡大 
左 き電線32(便宜的番号)からT分岐したき電線が断路器上部に繋がる。中間部からでているき電線は小検修庫内に引き込まれると同時にT分岐してき電線33(便宜的番号)となる。き電線33(便宜的番号)でき電している範囲は、この断路器が開路して接地極側にブレードが入ると接地される。
右 断路器は小検修庫手前の線条絶縁部を短絡している断路器 小検修庫内で作業する際、左   断路器は接地極に繋がり小検修庫内のき電は停止する。また同時右断路器は開極して線条間が絶縁状態となり帰線電流が小検修庫内に入りこまないようになっている。 左右の断路器は連動して動く


赤丸部分 断路器から分岐したき電線が小検修庫内に引き込まれる。
この断路器で分岐したき電線は架線番号33(便宜的番号)にき電している
黄色丸部分は線条絶縁部分 
右奥にき電線32(便宜的番号) 2回路とさらに右にき電線31(便宜的番号)が見える

 奥に21,22がみえるが、これが仕業棟・仕立棟(検修庫内)への架線。33が前述の接地極付き断路器から分岐したき電線


 小検修庫内シャターセクション左右のトロリ線は中間部の絶縁体(FRP)で分離している。上からシャッターが下りるとシャッター下部が絶縁体(根本の直立している金属棒)を押し下げて絶縁体が分離しシャッターが閉まる

 小検修庫内は別の接地極付き断路器があり現在は、小検修庫内トロリ線は接地されている。左トロリ線は無加圧状態 右トロリ線は加圧状態となっている。但し橋渡している部分が絶縁体なので電流は小検修庫内に流れない。


          先ほどの車庫脇からのき電線33(便宜的番号)は赤丸のセクションインシュレーターで き電線32(便宜的番号)と区分されている。表示灯33が点灯(加圧中)

    紫色のき電線が33(便宜的番号) 緑色のき電線が32(便宜的番号) 赤丸のセクションインシュレーターで区分。奥に先ほどの小検修庫がみえる

き電線32(便宜的番号)からT分岐

き電線32(便宜的番号)からT分岐したき電線は1,2番線の架線へき電

    赤線き電線32(便宜的番号)からT分岐したき電線は赤丸 21,22は仕業棟・仕立棟(検修庫内)へき電、その右 赤丸はともに3,4番線にき電。
き電区分所から平行配線でき電線32(便宜的番号)(同一電源)は途中接地極付き断路器を経て緑色き電線となり緑丸5-7番線にき電。
一番奥の8番線だけがき電線31(便宜的番号)からき電。
         同一電源のき電線32(便宜的番号)の片方が接地極付き断路器に繋がり5-7番線にき電

7-5番線加圧中の表示

 手前 21番 奥 22番 シャッターインシュレーターで仕業棟・仕立棟(検修庫内)へ
仕業棟・仕立棟(検修庫内)には接地極付き断路器は必ずあるはす。また線条用断路器もあるはず。(未確認)

 絶縁体が下に下りている。その根元右に金属棒があるが、シャッターが上がるとシャッター下部が引っかかり絶縁体が起きる(架線と並行になる)シャッターはそのまま上昇して収まる。

3 - 4番線 手洗浄作業台への き電は、線条絶縁用の断路器と接地極付き断路器が付いている。帰線電流が流れ込んで洗浄作業中の感電事故を防止する措置が取られている。4番線側

同じく3番線側も同様な機構

配線図上の区分(線条で区分)とWikipedia記事から作成
但し18番線はWikipediaでは留置線となっているが車両基地では18番線と明記
出典 配線略図.net https://www.haisenryakuzu.net/から引用 お世話になります。


配線図上の区分(き電で区分)とWikipedia記事から作成
上記 配線図上の区分(線条で区分)と比較して参照
出典 配線略図.net https://www.haisenryakuzu.net/から引用 お世話になります。



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