2020年11月16日

1012. JR東日本 大宮総合車両センター 交流き電設備更新20kVポリマ碍子に交換(現在は直流加圧)

 大宮総合車両センター 交流き電設備更新(現在は直流加圧)


大宮総合車両センターの試験線(?)の電車線設備 

1.き電線保持が20kV交流対応のポリマ碍子に交換されている。
2.使われていなかった交流き電設備が更新されるようだ
3.大宮車両センター 交直対応車両への布石?
4.但し現状のままでは交流20kV加圧はできない。
  • 避雷器を交流用に変更が必要
  • 交流架線と直流架線が組み合う部分(工場踏切)の処置が何もされていない
  • 20kV交流加圧設備がない

 直流を加圧するだけなら、ポリマ碍子それも20kV対応に交換する必要がない。
将来 交流加圧設備が構築される可能性大と踏んだ。 しばし注視する。

試験線末端 き電線終端 交流20kVポリマ碍子のき電線分岐装置

現在 き電線分岐装置はポリマ碍子交流20kV対応
過去 き電線分岐装置は碍子対応



き電線部拡大 交流20kVポリマ碍子

電車線保持は、以前と変わらず交流20kV対応

電車線は交流加圧対応 き電線に繋がる避雷器は直流1500V対応 
20kVは加圧できない 絶縁協調の弱点
このような交流20kV耐圧の避雷器に付け替える必要がある


試験線 交流20kV対応 電車線とき電線

現在 き電線ポリマ碍子で保持

過去 同位置 き電線は碍子で保持


この部分で直流1500Vと切り替わる 電車線部分は過去と変わらず
上部を通過するき電線が交流20kV対応ポリマ碍子

直流1500V対応 電車線
交流20kV対応 電車線とはエアージョイントで繋がる

将来この部分にデッドセクションが設けられるかも?!

交流20kV対応電車線 末端

直流1500V き電線とき電線分岐装置


将来この部分にデッドセクションが設けられるかも?!

丁度この部分の、右側 大宮総合車両センター変電所部分にあった過去に交流加圧を行っていた変圧器が交換されるためかカバーが掛けられている。
現在の状況

過去 交流き電設備
 踏切横の交流対応電車線/直流対応き電線 エアージョイント位置にデッドセクションを構築するとしたら適地と思われる。 構築されるとしたら交直切替断路器もこの変圧器の傍だろう

 既に大宮総合車両センターにはデッドセクションが設けれているが、走行試験を行うには距離がない。軌条も貧弱、交流加圧設備も容量が無い

検修庫の前にある交直デッドセクション

450. JR東日本 大宮総合車両センター 交直デッドセクション 詳細

80.  JR東日本 大宮総合車両センター変電所(交流・直接き電)(古い情報)


おまけ この交流き電線の繋がる先

大宮変電所からの直流き電線 立ち上がり
左右が直流1500V出力

拡大
中心が帰線対応
左のき電線は、そのまま左に
中心の帰線、右のき電線は、断路器に繋がる


左 帰線部は、直接チャネル鉄構に固定 下部にケーブルが伸びる

ケーブルはこの部分で分岐 片方は線条(下)へ もう片方(右)は直流接地回路付き断路器の接地側につながる

直流加圧 断路器 2回路分 この部分交流20kVは加圧できない
変電所からきた直流1500Vは、両断路器の上部に繋がる
中間部は、左右(鉄構上部)に分かれ き電を行う
右は、先ほどの貨40 交流20kV対応き電線につながる
下部は接地極


拡大 接地極付き断路器 直流
下部にアース線の緑 帰線側
中間部が各き電先
上部が変電所からの直流1500V


おまけ
まだ高圧ピン碍子は健在
工場変電所脇の交流き電設備に繋がるケーブルは両方とも切断されてしまった。








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