2024年1月23日

1347. JR東日本 新幹線停電事故 2024/01/23 新与野き電区分所の大宮方での架線垂下(随時更新)

 東北・上越・北陸新幹線 一部区間運転見合わせ 停電の影響 NHK Webニュースから引用

以下引用

JR東日本によりますと、東北新幹線の東京駅と仙台駅の間、上越新幹線の東京駅と新潟駅の間、北陸新幹線の東京駅と長野駅の間のそれぞれ上下線で運転を見合わせています。

上野駅と大宮駅の間で架線に何らかのトラブルがあり、停電が発生した影響だということで、今のところ運転再開の見通しは立っていないということです。

引用終わり


 大宮以南がやられている。NHKの報道ヘリの画像から推定すると新与野き電区分所の大宮方での架線損傷でブラケット(架線を支える腕木・碍子製)も折れていることから回復には相当時間が掛かる。 原因は自動張力調整装置の破損



 北与野駅-南与野駅間の中セクション入口部での事故 北与野駅が中セクション(SN部)大宮方出口、南与野駅が中セクションの上野方出口 新与野き電区分所と実際のき電区分箇所は離れている。

ここ 南与野駅付近 上野方中セクション入口


上野方は両方とも中セクションは ばね式自動張力調整装置(STB)が使われている。


 与野本町駅 大宮方中セクション出口 この先で大宮方架線損傷している
上下 中セクションは ばね式自動張力調整装置(STB)が使われている。



事故発生位置 中セクションを抜けた大宮方   


 コンパウンドカテナリー式の架線の吊架線が切れて、補助用吊架線とトロリ線が垂下している。またコンパウンドカテナリー架線を支えるブラケットも一部損傷して折れているものもある。作業員感電現場ではこの補助用吊架線とトロリ線が垂下していたが、25,000Vが通電していたとは… 考えらえない事故である。

運転回復の方策 
  新与野き電区分所での大宮方縁切り作業を行い大宮以路線北の大宮駅での折り返し運転  新幹線リレー号の登場か? 上空からの画像を良く観察すると新与野き電区分所の中セクションを抜けた大宮方部分での架線損傷なのでこの縁切り作業は無理。新大宮変電所き電範囲

大宮折り返しの方策はある。但しJR東日本がコストを掛ければ…

 小山折り返しか熊谷折り返しでさばけるか 
新大宮変電所き電停止、新戸田補助き電区分所大宮方き電停止。
新戸田補助き電区分所⇔東京駅間で止まっている新幹線は電力を供給しながら乗客救出。
新大宮変電所⇔新鴻巣き電区分所間及び新大宮変電所⇔新久喜き電区分所間はき電停止。新鴻巣き電区分所及び新久喜き電区分所以北で止まっている新幹線は電力を供給しながら乗客救出。(駅まで移動)

 14時45分ごろ作業員の感電事故が発生 検電接地の大原則は守られてなかったのか 新大宮変電所はき電停止してなかったのか? 作業員の無事を祈る。 ご安全に 

 垂下していたトロリ線になぜ加圧されたいたか
1.新田端変電所が生きていて新田端のトロリ線と中セクションが近接していたエアーセクションに誘導電圧が中セクションに表れて、中セクションと大宮方エアーセクション(間隔50㎝)間にも誘導電圧が惹起されていて加圧されていた。ただし誘導電圧なので25,000Vの電圧が掛かっていたわけではない。⇒放電で発火するほどの電圧ではない。
2.単純に新大宮変電所が加圧していた。大宮停車の新幹線に加圧するため⇒通常では考えられない。放電で発火する。
3.新田端変電所が生きていて新田端のトロリ線と中セクションが事故で接触していたためエアーセクションの電圧が中セクションに表れて、中セクションと大宮方エアーセクション(間隔50㎝)間にも接触していて加圧されていた。25,000Vの電圧が掛かっていた。発火するほどの電圧が印下されていた。

新田端変電所が生きていた理由は下り線に在線していた新幹線を駅に誘導するため。

新田端変電所と新戸田補助き電区分所が共に生きていた。新戸田補助き電区分所でき電区分ができていなかった。

いろいろ考えられるが感電事故は事故の瞬間より後で色々障害が出始める。

 事故原因がWTB式の自動張力調整装置のロッド破損と言うことで破損したWTBを示す


手前が最新のばね式自動張力調整装置(STB) 奥が旧型の滑車式自動張力調整装置(WTB) いずれも新幹線で使用。

こちらは、両方とも滑車式自動張力調整装置(WTB) エアジョイント間での利用
この上り線側が破損した模様


 同様な事故例


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