2023年度のJR有価証券報告書 2024年6月発行
JR東日本有価証券報告書 2024年 3月期 リンクpdf注意 2023/4/1~2024/3/31まで
毎年
6月の株主総会後に発表される有価証券報告書の設備の項を分析(2015年度から毎年)
東北新幹線の項目で変電所数が18⇒17になり 1箇所減っていた。新幹線の変電所で減らせる場所は、田端基地変電所しかない。
当初 新田端変電所1カ所で基地45回線(架空),46回線(ケーブル)で基地は受電していたが新田端変電所停電作業時(夜間・事故)は基地の電留線の電源が切れてしまう。そのため巣鴨-田端開閉所間の22㎸地中送電線をT分岐して単相25㎸に昇圧して夜間滞泊時の補機にき電を行う目的で急遽設けられた。
249. JR東日本 田端車両基地変電所(新幹線・直接き電) 2014年記事
1994年 田端に運行司令所が新設され、その地下に田端開閉所と田端配電所が設けられて
22㎸
地中送電線は王子ー田端開閉所ー上野間が完成。運行司令所はTEPCO鳩ケ谷
電源(蕨交流変電所)、自営浜松町電源(新鶴見交流変電所)の2箇所から受電で
きるバックアップ体制が完成した。
2001年 自営武蔵境電源(新宿-池袋経由)の22㎸地中送電線が巣鴨から田端開閉所に延長
され運行司令所は3ケ所からのBackUp電源を受電できるようになった。その際に巣
鴨ー田端開閉所間からT分岐で田端基地変電所が設けられた。ちょうど事故で新田
端変電所が停電した時期と重なる。
当初の新田端変電所(1985年使用開始)は、今の新田端変電所1号棟の部分であった。管路形のGIS設備で構成されていたが、GIS内部の避雷器の地絡事故(2001年)が発生。避雷器本体がGIS設備の中に組み込まれていため切り離しに時間がかかり多くの運休をだした。