2025年8月13日

1512. JR東海 新高塚変電所 東海道新幹線

 新高塚変電所 東海道新幹線

       
アプローチ:高塚駅
受電:154kV 2回線 地中送電線受電 隣の中電 高塚変電所 154kV受電口からT分岐
き電:スコット結線変圧器 154kV降圧60kV 100MVA 1台  
   RPC装置設置



 下にある中電 高塚変電所から154kV2回線受電、C-GIS盤を経て154kV降圧60kVスコット結線変圧器を経由。
 60kV に降圧されM座T座き電母線で上下線に分割。き電用遮断器をへて一部はRPC装置へ入る。
 上下線M座T座き電線は、AT4台を経て静止型切替開閉器で中セクションが表れる。その後き電鉄構から新幹線本線上にき電される。
 東京方下り線11(T、AF)上り線12(T、AF)新大阪方下り線13(T、AF)、上り線14(T、AF)とSN1(中セクション下り方)SN2(中セクション上り方)と上下線中性線合計11本が引き出されている。

 CR装置は真空形切替開閉器の切替時の中セクションに現れるサージ電圧を軽減させる機能を持つが静止形切替開閉器では切替素子に悪影響を及ぼすため定位静止形切替開閉器で運用されている際は、断路器で切り離されている。

古い看板 ガムテで隠されている



逃げも隠れもしない新高塚変電所

中電 高塚変電所154kV受電最終鉄塔

154kV 引き下げ門型鉄構

遠江高塚線 上位変電所は275kV受電の遠江変電所

このケーブルヘッドでT分岐された154kVがケーブル化される。もう片方は中電高塚変電所へ
砂利の長方形の表示を拡大すると

東海鉄道新高塚線と読める

JR東海 新高塚変電所へのケーブル埋設標であることが判る

この建屋内に154kV2回線が引き込まれている
C-GIS盤で受電 スコット結線変圧器154kV 降圧60kVも収容

スコット結線変圧器154kV 降圧60kV 100MVAの放熱器

右 スコット結線変圧器154kV 降圧60kV 100MVA収容建屋から引き出される
M座(F,T)T座(F,T)4回線 左き電母線

き電母線 T座、M座 (T,F) FはATき電線 Tはトロリ線にその後繋がる
ここでき電母線は上下線に方面別き電としてM座、T座が分割される
東京、新大阪方どちらがM座かは不明

この配置だとT座が東京方上りか新大阪方上りかは不明

この配置だと金網越しだがT座が新大阪方のようだ
右下部にスコット結線変圧器のM座T座各FとTが引留められている
手前から順にT座(F,T)M座(F,T)と交互に引き出されている
奥にケーブルヘッドが見えるがここからRPC装置に繋がる

左のき電用遮断器室は全部で8台のき電遮断器が収容されている

き電用遮断器室 左下にRPC装置に繋がるケーブルヘッド4基が見える
き電遮断器を経由したき電線はこの建屋屋上部分に引き出される
そして屋上部のCT(緑の碍管)を経由して電流をモニター
屋上にはタイき電用の負荷断路器89FTが並んでいる 

右 き電用遮断器室
各き電線はき電用遮断器室屋上のCT(変流器)を経由 
左のAT収容及び切替開閉器が収容されている建屋に入る
 金網上部の有刺鉄線にある、うねっている黒いケーブルは光ケーブルで大きく有刺鉄線を揺らすと警報が発報する。まるで収容所のような警戒状態 大動脈であるのでこれくらいは必要かと思う。

別角度 き電用遮断器室の屋上にブッシング8本が見える
屋上 正面に並んでいるのがCT(変流器)電流をモニター
 14Tと11Tからき電線が右下のCR装置部に伸びているが、これは中セクションの切替開閉器が使用不能になった場合の中セクションSN1と11T、SN2と14Tを断路器で短絡させて中セクションをエアーセクションとして機能させるための機構(母線延長き電)


左 建屋下部にはATが4台あり、上部のブッシングから繋がっている
建屋内部では上下線Tが定位静止形切替開閉器に繋がっている
左 建屋上部から右下に2回線のびているのが中セクションき電用のSN1,2
左したの中セクションサージ電圧軽減用のCR装置につながっている

CR装置 SN1とSN2が左建屋屋上から引き下ろされている
 CR装置は真空形切替開閉器の切替時の中セクションに現れるサージ電圧を軽減させる機能を持つが静止形切替開閉器では切替素子に悪影響を及ぼすため定位静止形切替開閉器で運用されている際は、断路器で切り離されている。現在の状態は金網で不明
 右の断路器2台は中セクションの切替開閉器2組ともが使用不能になった場合の中セクションSN1と11T、SN2と14Tを断路器で短絡させて中セクションをエアーセクションとして機能させ延長き電を行なうための機構


AT収容建屋からATの中性点に繋がる中性線=Nが引き出される

右奥 スコット結線変圧器が収容された建屋
次 き電遮断器が収容されたき電用遮断器室

右 奥 き電用遮断器室 次 ATと切替開閉器が収容された建屋 屋上に避雷器とVTがある
左に11回線引き出し


11回線が引き出し N=中性線は2条一括(上下線の帰線電流が流れるため) 変電所側
建屋から出ているのは中セクションのSN1,2(内部に切替開閉器が収容)

N=中性線 2条一括325㎟ 約1,000Aは流れる
この部分でケーブル化

11回線が引き出し N=中性線は2条一括(上下線の帰線電流が流れるため) 本線側   東京方と新大阪方にATき電線=Fとトロリ線=T 上下線が振り分け
SN1,2は変電所直下で変電所を通過している中セクションのトロリ線に繋がる

東京方き電線
奥からSN1(中セクション)T11(トロリ線に繋がる)N=中性線、F11(ATき電線)    F12(ATき電線)T12(トロリ線に繋がる)、N=中性線


き電線引き出し鉄構からのSN1(中セクション)が下り線側のトロリ線に繋がる
上部はT11T(東京側トロリ線と繋がる)とF11(東京側ATき電線となる)のき電線


新大阪方き電線
奥からN=中性線、T13(トロリ線に繋がる)、F13(ATき電)
F14(ATき電線)、N=中性線、T14(トロリ線に繋がる)、SN2(中セクション)

新大阪方上り線にSN2(中セクション)がトロリ線に繋がる


トロリ線摩耗警戒線は、JR東海の報道では光ケーブル方式に全て交換されているはずであるがこの部分では昔からのトロリ線内の警戒線接触方式を採っている

同上 SN2と12Tのエアーセクション部なので支持柱に異電源注意の表示















































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