新潟変電所火災
以下産経新聞Webより引用
以下産経新聞Webより引用
22日午前2時ごろ、新潟市東区江南6丁目にあるJR東日本新潟支社の新潟変電所から出火していると119番があった。約3時間後に鎮火したが、火災の影響で信越線の新潟-新津間の上下線などで始発から一時運転を見合わせた。
新潟東署によると、火災によるけが人はいない。出火当時、変電所内では3人が電線の張り替えをしていた。送電を遮断する作業中に火花が出たと話しており、原因を調べている。
引用終わり
産経新聞Webからの引用 画像を見るとき電線の張替えを行っていた様子だがこの部分の火災ではない 建屋内火災 この時点で 線路側き電線と 変電所側 き電線は切り離されている。 切り離し作業が済んで一段落の感じ 一番右の新崎方面上り線(白新線14H)、上沼垂基地(電車基地23H)方が1本に纏まっている。 |
新崎方面右から上り線(14H白新線)、上沼垂基地(23H電車基地)方 この2本が 結合金具でボンド これは過去画像 |
産経新聞画像を加工 ボルト留め結合金具 一時的結合 14H、23H PGクランプとの名称で硬アルミき電線には、用いられないようだが 使用されている 一時的なものか |
645. JR東日本 新潟変電所 信越本線・白新線・越後線 直流 ブログリンク
現場 過去画像 左より新津方面下り(信越本線下り11)、新津方面上り(信越本線上り12) 新崎方面下り(白新線13H) 新潟方面上下14,13 上沼垂基地(電車基地23H)方、新崎方面上り線(白新線14H)、 |
産経新聞Web版の画像が、事故後の切り離しか、事故前から切り離しかで話は、変わる。
時間から考えると、本線上はき電停止。 上沼垂基地(電車基地)は、滞泊する電車があるので通電する必要がある。
雪国なので夜間でも補機に電力を供給しておかないと気温の低下が甚だしいので対応がされており基地系が活きていたが、これは関係ないとは言えない。
前提
変電所内の油入り機器類の交換を実施している最中の事故 たぶん油入り整流用変圧器か油入りシリコン整流器の交換
以下 変成設備交換の仮設電源の設備が記載
876. JR東日本 正月特集 黒磯駅 交直デッドセクション 今昔 (忘れないで黒磯) ブログリンク
新潟変電所の整流用変圧器以下の画像 交換対象
新潟変電所 油入り整流用変圧器 交換対象機器 関東近辺では、交換作業が行われている。 我孫子、柏、黒磯等 |
以下新潟変電所画像 画面中央 建屋 機器搬入口シヤッター 左に仮設の変成設備を設置
画像中央 ブロック建屋が油入り整流用変圧器(交換対象設備)その下 交換済整流用変圧器
一番下 高配用変圧器DTr
以下推定 事故前から切り離しの場合
としたが、情報を探ると仮設の変成設備があったので事故後切り離された模様
仮設の整流用変圧器及びシリコン整流器が、高配側に設備されており、そこから建屋内にケーブルで引き込まれている。ケーブルはコルゲート管で保護され、建屋機器搬入口から内部に導入。
火災発生が室内なので、シリコン整流器の直流部からき電線引出し部までの間
この間には、電力濾波器、断路器、直流高速度遮断器が設備されている。
シリコン整流器の直流側は、正極母線断路器89Pがある。ケーブル仕様 屋外 これは燃えていない。
仮設のシリコン整流器と正極母線断路器89Pも屋外仕様
直流高速度遮断器廻りのケーブル仕様、断路器周辺もケーブル仕様 これらは、建屋内に収納。
以下推定 事故後 切り離しの場合
仮設の整流用変圧器及びシリコン整流器が、高配側に設備されており、そこから建屋内にケーブルで引き込まれている。ケーブルはコルゲート管で保護され、建屋機器搬入口から内部に導入。
既存の直流母線、直流高速度遮断器、断路器に仮設ケーブルで配線。仮設電源で、夜間本線停電時に基地側にき電。
建屋内部は、仮設ケーブルで引き回し。正極、負極ケーブルの区別がつき辛い状態
火災発生のため新潟変電所を脱落させるため、き電線縁切り 但し基地線は、片送りのため近接する、新崎変電所からのき電線にボンド
周辺変電所からの救済き電 但し 新潟変電所管内は、電車運行に伴い電力消費が上がるため
き電電圧低下 周辺の変電所のエアーセクション部での電圧差が発生するため目視確認し
アーク状況を観察 問題が無いことを確認。
白新線 新崎変電所 直下のエアーセクション
信越本線 新津変電所 直下のエアーセクション
越後線 白山変電所 直下のエアーセクション
基地線 区分 直下のFRPセクション
NHKの記事以下
NHK NEWS Web 新潟の記事 JRで火災 県内私立入試に影響 リンク切れ注意 1/22 17時
記事一部引用
電源を落としたあと、「アース」の配線を抜いた際に突然、火花が出て電気ケーブルなどの設備が燃え黒い煙が立ち上ったということです。
警察の調べに対し、作業員は、「マニュアル通りに作業を行っていた」と話しているということで、警察と消防は、焼け跡などを詳しく検証して火事の原因を調べています。
引用終わり
仮設変成設備で基地側き電を続行。既設変成設備の電源を落として切替準備作業に入る。
推定原因の発表
JR支社長 変電所火災で謝罪 NHK 新潟Web版 1/25 16時
以下引用
そのうえで火災の原因について、作業員が電気を止めていたケーブルの長さを測ろうと引っ張った際、高圧の別の配線に接近したことが原因とみられると明らかにし、
引用終わり
以下の想定で大体合っていた。
建屋内は、既存の直流高速度遮断器、断路器が設備されている。そこに外部の仮設変成設備からの仮設ケーブルが引き込まれていた。そのケーブルの整理の作業。 接地していた線側を引き抜き作業中 正極母線側のき電線に近づき接触し同時に直流高速度遮断器の函体に地絡事故だろう。これならば、所内接地マットからの回り込みで入口の機器箱焼損と付近の踏切故障がうなずける。アークでケーブル被覆が燃えれば、電源を切っても燃え続ける。ケーブル火災が発生。
き電線 11、12、信越線き電線番号 14、13 新潟駅構内き電、13白、14白、白新線き電線番号 23基地線番号、25 母線番号所内母線