2021年4月2日

1034. JR東日本 小山変電所から 矢板変電所経由 黒磯変電所までのJR送電線 TEPCO乗換の現実  黒磯変電所まで

 小山変電所から 矢板変電所経由 黒磯変電所までのJR送電線  黒磯変電所まで

前振りは前号と同じ
 このJR送電線は、JRの発電所とはつながっておらず、TEPCO小山変電所から一旦 JR小山変電所に引き込み、JR専用架空送電線線で多くの変電所を経由さらに矢板変電所でTEPCO154kV1回線引き込み受電し降圧後66kV2回線で黒磯変電所までつながっていた。

 言うなれば東北本線電化時に並走する東電の送電線66kV系がなかったためJR独自で専用線を引いたものと思われる。

 かつて東北線電化の年 高崎線桶川変電所から国鉄専用架空送電線1回線の66kV が蓮田・久喜間に繋がり、栗橋、間々田、小山、小山変電所まで繋がり、小山変電所で66kV 1回線で東電の小山変電所から受電、小金井、雀宮、宇都宮、宝積寺、蒲須坂、矢板、に繋がり、矢板変電所で東電からの154kVを66kVに降圧して受電、西那須野、黒磯と直列接続になっていた。
 現在は、桶川からの回線は、撤去されており、小山以南は、全て東電からの受電となっている。

桶川から蓮田-久喜間につながる国鉄専用架空送電線 TEPCO小山受電
桶川は、国鉄岡部交流変電所、TEPCO受電宮原開閉所に繋がっていた。

 小山以北は、昔のままのJR専用架空送電線であり、東電からの受電は、小山、矢板変電所で行なっていた。
宝積寺、西那須野は1回線T分岐
TEPCO沼原線2号はTEPCO送電線分岐 JR矢板線として受電
TEPCO沼野線2号は現在は栃那線に呼称変更


 結論を先に述べると、宝積寺から北方はすべてJR専用送電線。矢板変電所の154kV降圧66kV設備も新しく、これを廃してTEPCOに乗換えるとは、とても思えない。また市街地を多く経由するわけでもなく原野商法の原野を通過しているので、土地上空占有の問題もない。

宝積寺変電所 JR矢板変電所受電 66kV 1回線

宇都宮⇔蒲須坂 T分岐1回線引き込み  現在宇都宮変電所にはつながっていない。即ち矢板変電所方からき電

黄色 JR専用架空送電線
青色 TEPCO送電線
TEPCOの多くの送電線がこの部分を通過している。
しかしどれも275kV,154kVであり宝積寺変電所に直接引き入れることは不可能
宝積寺の設備を見ても昔と変わらない。TEPCO受電盤はない。
JR東日本の例として、TEPCO66kVとクロスする部分に
66kVを引き下し開閉所として自前の変電所に送っている例がある。
例示
そのため、宝積寺からJR専用架空送電線を追うと、近傍にTEPCO宝積寺変電所(配電用)があり154kV降圧66㎸降圧設備は見られず6.6㎸の配電用変圧器が3台ある。


設備の変更点は無い

60号矩形鉄塔


T分岐 59号鉄塔


蒲須坂方 分岐点 右に宝積寺

宇都宮方分岐点 左に宝積寺変電所
宇都宮方が切られていないので、宇都宮変電所からの給電(非通常時)は可能

多くのTEPCO送電線が横切る

多くのTEPCO送電線が横切る
紅白鉄塔の脇をJR専用架空送電線66kV 1回線が横切る



蒲須坂変電所 矢板変電所66kV 1回線

331. JR東日本 蒲須坂変電所(直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所ブログリンク

2回線引き込み(宝積寺方、矢板方)受電 TEPCO小山が落ちても矢板から供給可能 
1回線66kV送電

矢板変電所、宝積寺変電所の間にある変電所。66kVとのクロス地点は栃那線154kV、喜連川線66kV、蒲須坂変電所は、矢板方と宝積寺方に2分割給電なので、クロス点を調べたが喜連川線とは繋がっていない。 

 
黄色 JR専用送電線
青色 TEPCO送電線
中央上のオレンジは
TEPCO片岡開閉所跡から矢板変電所に向かう66,154kV共架専用送電線出発部分

蒲須坂変電所に向かう分岐


右足に 蒲須坂・矢板 正面奥に変電所

左 宝積寺 右 矢板

    右足に蒲須坂・宝積寺



宝積寺方 クロス点
TEPCO 栃那線154kV 喜連川線66kV
JR専用架空送電線 宝積寺方とのクロス地点


クロスする場合はこの形が多い

TEPCO 栃那線154kV 喜連川線66kV
JR専用架空送電線 宝積寺方とのクロス地点


奥に変電所



設備的には変更はない

SR-1側変成設備

SR-2側変成設備

バスダクトで整流用変圧器と繋がるシリコン整流器

矢板方クロス点 TEPCO片岡開閉所跡


片岡開閉所跡 一番左の小さい鉄塔がJR専用架空送電線 66kV 1回線





開閉所構内には建屋が1棟あるだけ

66kV 最終鉄塔 


落雷表示器


左 66kV 1回線 右 154kV 1回線



管理は、TEPCO?

この鉄塔から電圧の表示が15万4千ボルトとなる

TEPCO 154kV 栃那線への分岐点

TEPCO 154kV 栃那線へ繋がる 1号線側




矢板変電所まで伸びる66kV、154kV 共架送電線


矢板変電所 TEPCO 154kV 1回線受電 JR専用架空送電線 66kV 3回線送出

330. JR東日本 矢板変電所(直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所ブログリンク

TEPCO受電154kV1回線 TEPCO片岡開閉所跡から 
蒲須坂方66kV 1回線 西那須野方66kV 2回線送り出し

黄色 JR専用送電線66kV
オレンジ色 JR専用送電線 66,154kV共架
青色 TEPCO送電線

矢板変電所まで伸びる66kV、154kV共架 送電線

矢板変電所まで伸びる66kV、154kV共架 送電線




電圧の表示が15万4千ボルトとなる






最終鉄塔
落雷表示器の矢印






154kV受電 鉄構



2回線 受電の構成を組める構造

154kV受電に脇は空き地


左 断路器 次 遮断器 断路器の構成 右断路器は避雷器に繋がる



154kV降圧66kV変圧器
特高受電のため中性点に消弧リアクトル・抵抗器が付属

降圧変圧器66kV側にGPT 遮断器を介して所内母線


66kV降圧された所内母線からMOF(オレンジキャップ)を経由
通常は154kV側にVCT(MOF)が置けるが、降圧側に置かれている


オレンジキャップMOF

黒磯側 66kV 2回線送出部
奥 所内母線

左 宝積寺方 送出部



宝積寺方 送出部にはGPTが設置


黒磯方 送出部からバイパスで宝積寺方に繋がる 断路器は開路


宝積寺方は黒磯方2回線の下を潜る


西那須野変電所

329. JR東日本 西那須野変電所(直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所ブログリンク

矢板⇔黒磯 T分岐1回線引き込み 66kV 2回線送電線

黄色 JR専用送電線
青色 TEPCO送電線


矢板方クロス部分 TEPCO栃那線とクロス






154kV 栃那線 66kV西那須野線とクロス


変電所近傍でのJR専用架空送電線分岐点

左 黒磯方 右 西那須野変電所側

分岐表示


分岐表示


鉄塔上部にも分岐表示




西那須野変電所方は、碍子を多用して分岐

西那須野変電所

変更部分は、直列リアクトルとレタンの新設



黒磯方はクロスせずTEPCO那須野変電所まで伸びる
JR専用送電線黒磯方は、栃那線と並走 TEPCO那須野変電所まで

直線的に伸びるJR専用送電線 奥 西那須野変電所方
送電線には難着雪リングが装着



黒磯変電所 

 交直変電所であり重要設備となるため矢板変電所154kV受電で降圧され2回線受電されている。2回線とも矢板変電所の断路器は閉路となっており常時2回線受電のようだ

328. JR東日本 黒磯変電所(BTき電・交流・直流) 小山⇔黒磯間のJR送電線に繋がる変電所ブログリンク

JR専用架空送電線 66kV 2回線が黒磯に向かう途中 TEPCOの那須野変電所が設置されている。

 各所から回ってきた154kV回線を集約母線化154kVに降圧して二重母線化して各所に66kVを供給する二次変電所の役割を持つ。

黄色 JR専用送電線 66kV 2回線
ピン部分 TEPCO那須野変電所(基幹変電所)
ここから直接採るか
 TEPCO那須野変電所


154kV受電部と母線


154kV母線から3台の降圧変圧器へ

4台の154kV降圧66kV変圧器


66kV 側は母線につながる


66kV側母線


各方面に66kVが分配される







那須野変電所の中に配電用変電所を担う部分があり66kVを6.6kV降圧している


JR専用架空送電線は脇を通過
 TEPCO那須野変電所は、66kVの母線もあり冗長性もあることから、矢板変電所の替わりとしても利用できるだろう。

西那須野からのJR専用架空送電線は、脇を通過

TEPCO送電線の下を潜り 黒磯へ


この鉄塔まで送電線に難着雪リングが装着されている

奥 黒磯


いよいよ終着 黒磯変電所
黄色 JR専用送電線
青色 TEPCO送電線             

 

JR専用架空送電線は、猪苗代旧幹線154kVを潜る 右端から左端へ

JR専用架空送電線は、猪苗代旧幹線154kVを潜る


黒磯側引き上げ鉄塔



47鉄塔は低い

別角度


「あぶない!!」のNewVersion 新幹線が消えた




黒磯変電所 最終鉄塔


落雷表示器がある

あたらしい「あぶない!!」標識


宝積寺から途中矢板を経由して黒磯まで追ってみたが、宝積寺以北は、各変電所がTEPCO受電(矢板を除く)となることは、ないだろう。

以下は想像 (無理やりTEPCO受電をするとしたら)

宝積寺は近傍に66kV TEPCO送電線がないので宇都宮変電所からの延長給電

蒲須坂変電所は、TEPCO喜連川線からの受電

矢板変電所は、154kV廃止 TEPCO片岡開閉所からのTEPCO喜連川線からの受電

西那須野変電所は、TEPCO西那須野線から受電

黒磯変電所は、TEPC那須野変電所66kVから受電

小山から黒磯までJR専用送電線を巡った。JR変電所 近傍にTEPCO送電線が敷設されていることは分かった。


 高崎線沿線も大宮変電所から以北は線路沿いのトラフに地中送電線が敷設されており架空送電線のような保守点検が掛からない。但し、籠原変電所⇔吹上変電所間は架空送電線なのでケーブル化されるだろう。以下の図 実線部分

桃野⇔岡部⇔武蔵境 154kV JR信濃川発電所群 基幹系
岡部から高崎までJR専用地中ーケーブル1回線 高崎でTEPCO群馬接続
岡部交流変電所154kV降圧66kV施設あり
岡部から大宮まで途中宮原開閉所でTEPCO受電


















































































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