#中央線 # 停電 号外
このところ停電事故が続いている。(JR東日本系)
今回 新宿⇔御茶ノ水間の中央線(快速、緩行)の運行停止を分析してみた。
この間の、き電用・高配用変電所は以下の通り
この変電所群で、健全な変電所は、神田交直変電所と新宿交流変電所の2箇所
理由
神田交直変電所
京浜東北、山手、上野東京、総武(御茶ノ水から千葉方面)が運行もしくは運行可能な状態
新宿交流変電所
山手、中央快速緩行(新宿から高尾方面)、埼京が運行
機能不全変電所
新宿⇔御茶ノ水駅の、高配が完全に落ちているので高配(信号高圧を含む)が停電している。
秋葉原駅の総武線ホームの情報だと、御茶ノ水折返しを画策しているようだが、御茶ノ水駅の工事の状況から、御茶ノ水駅での乗客集中は、安全確保の点から避けるはずだ。
飯田町、四谷、信濃町各変電所は、神田交直変電所からの66kV 2回線で給電を受けている。
この66kV系ケーブルの事故の可能性は低い、各駅をつなぐ高配(信号高圧を含む)6.6kV系の事故かが疑われる。
おりしも、飯田橋駅の改築移転工事で、飯田橋駅から市谷駅間は、仮設の高配ケーブルやき電ケーブルが、張り巡らされているので、停電事故が起きるとすれば、ケーブル関係の事故であろう。
66kVケーブル2回線は、重要な経路なので、管路防護をしており、ケーブル事故の発生の可能性は低い。
運転再開は9:00と出てきたので 間違いなく6.6kV系のケーブル損傷事故で、飯田町、四谷、芝野町の各変電所の機能は、保全されておりき電系、高配系の各変電設備は健全である。
首都圏の高配(信号高圧を含む)6.6kV系は、2回線で経路を引いており、1経路が、機能不全に陥っても自動切換えで別経路での送電が行われるが、今回は2経路が、同時に機能不全となっている。
最終
やはり6.6㎸ケーブルが燃えた。溶断作業中の火花が付近の工作物に移り、発火。付近の6.6㎸ケーブル2回線を損傷したことによる停電。 通常6.6㎸架空配線は、線路の両際上空を通過するが、工事にため架空配線をケーブルに変えて一括敷設したための事故。ケーブル敷設径路を違う径路にすれば良いが、無駄が多くなる。ケーブルを管路に入れて防御すれば解決するが、簡易型の防火シート(ガラス繊維)より価格が高くなる。