2022年2月6日

1996. JR東日本 夢想 川越線複線化に伴う変電所位置(推定)

 川越線 複線実現化に伴う変電所位置(推定)

 川越線 荒川橋梁 堤防改良のため再構築に伴い複線化の要望が出てきている。この件を変電所位置を含めた私見を述べたい。

南古谷き電区分所が変電所化された!! 但し小容量で車両センター内き電

1325. JR東日本 川越線 南古谷き電区分所 しれっと変電所化(但し小容量)


複線化は日進ー南古谷駅まで 南古谷ー川越間は複線化はしない。 

理由
1.大仙波トンネルの複線化、および特認個所である東武東上線跨線橋の工事が難工事となる
2.東武東上線川越駅からでも池袋に行ける。川越駅以北からの川越線乗客数は多くない
3.南古谷駅周辺はまだ農地が多く残されており区画整理してマンション・戸建てが建てられる余裕がある
4.現在ある川越車両センターは、まだ拡張の余地がある
5.東京一極から埼玉周辺への転出が増えている
6.川越車両センターから出庫する一部電車は、空車で出庫されている
7.南古谷の川越車両センターから荒川橋梁までは複線の余地が確保されている

現在の川越線 変電所位置

川越線 変電所位置と変電所間隔

 日進変電所(複線部)から単線部の変電所 指扇、川越変電所までの間隔は約4㎞これは単線部の変電所容量が各3,000kW×2分しかないため
日進変電所(複線部)から南与野変電所(複線部)は約8㎞ 

単線部

複線部
8.  JR東日本 南与野変電所(直流) 6,000kW×2

川越車両センターへの専用き電線は、指扇変電所から発出されている。
 川越車両センターからの増発を含め複線化すると南古谷き電区分所だけでは き電容量を賄えられない。最低3,000kW×2が必要 

 南古谷き電区分所は、単に川越車両センターへの供給を担うだけの存在、川越変電所もしくは指扇変電所からのき電(定位は指扇変電所からの専用線・本線定時停電・センター夜間き電対応)
ここが複線部なら電圧降下を抑える働きをするが単線なので電圧降下の救済効果はない。


複線化に伴うき電区分所の変電所への昇格
 幸い南古谷き電区分所は、周辺に空き地があるので変電所増設は簡単にできる。またJR敷地内なので住民説明会を開く必要もない。
指扇、川越変電所とも増設するのは建屋敷地面積から見ても無理がある。

 南古谷き電区分所を変電所化する場合、近隣のTEPCO送電網を調べると、TEPCO上福岡線が通っている。変電所への給電はこのTEPCO上福岡線を使用すれば良い。
 変電所への導入方法だが、いまさら鉄塔を立てることは住民説明会やら送電線下の土地の価値が下がるなどの影響があるので地中送電化することになるだろう。

 引き込み案1は、上福岡線 TEPCO大中居変電所の引き込みケーブルヘッドからしれっと新しくケーブルヘッドを脇に立てて並列接続。工事簡単 場合によっては変電所建屋内からの分岐も可能。

 
引き込み案2は、上福岡線が直角に曲がる部分に引き下ろし部を新たに構築して引き込む
新しく架台の工事をしなければならない。また用水路の上に鉄塔が立っているので工事が複雑となる。


上福岡線は、川越線を跨ぐ部分から地中送電線下されているが、ここから南古谷き電区分所までを引き込むには、道路が複雑に込み入っているので不可。




よって案1で南古谷き電区分所にTEPCO送電線を地中送電線化で引き込みき電区分所を変電所に昇格させる。

変電所容量の推定 
1.せっかく 4㎞置きに変電所があるので同容量の変電所を構築 3,000kW×2もしくは
2.指扇変電所を廃止して、6,000kW×2の変電所を構築 容量的には8㎞で6,000kWは十分賄える容量 新南古谷変電所ー日進変電所

 あとは、南古谷駅を含め荒川橋梁までは、川越市の範疇なので、南古谷駅-日進駅間の複線化を認めるかどうか?せっかくだから、川越駅までと言い出す可能性は大きいが、ここは交渉で南古谷駅までの複線化で落しどころを探る。

き電区分所が昇格して変電所になった例は以下にある。

62.  JR東日本 柏変電所(直流)←柏き電区分所SPからの昇格

63.  JR東日本 取手変電所(直流))←取手き電区分所SPからの昇格

64.  JR東日本 東大宮変電所(直流))←東大宮き電区分所SPからの昇格

65.  JR東日本 熊谷変電所(直流))←熊谷き電区分所SPからの昇格

66.  JR東日本 上尾変電所(直流)←上尾き電区分所SPから昇格

この中で車両センターのき電区分所が変電所に昇格したのは、東大宮変電所が該当する。

この検討は、あくまで個人の意見です。(文字修正)

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