2025年8月17日

1513. 伊豆急行 伊豆急下田駅 検電接地装置

 伊豆急下田駅 検電接地装置

     Google Street Viewから 2024年11月にはまだ無かった。

 伊豆急行線内の変電所は過去に全変電所、き電室をクリアしているが変化しているところは無いかと車中から観察していた。今回の下田行で伊豆急下田駅構内で変化を見つけたのでUpする。

左 架線柱の下に何やら箱がある 2025年8月

三和テッキ社製 検電接地装置の仮設 装置自体は古い
この左のとぐろを巻いているケーブルに1500Vが加圧されている思うと怖い

動力式検電接地装置の前世代の検電接地装置
 駅構内等の工事をする際の通常の停電作業は、電力係員が出向き、電力指令と連絡を取り、検電棒で検電を行う。無加圧を確認の後、ジャンパ線で架線とレール間を接地する。この作業を電車線1本ごとに行うことになり手間も掛かる。この装置を利用すると接地作業費用の削減、作業時間の拡大が可能になる装置

 最近は改良された動力式検電接地装置になっている。以下動力式検電接地装置の代表的な記事

以前からのき電線分岐装置の接続部に繋ぎ込み 引き下ろし
この仮設ケーブルに1500Vが加圧されていると思うと若干怖い


駅構内1~3番線と電留線3線に1500Vを供給
全ての架線にき電線分岐装置が付いている

検電接地装置は土台付で番線で架線柱に括り付けられている


検電接地装置の接地側の取り付け金具部

蓮台寺方 架線 どこにもセクションインシュレーターが無い
電車線区分標も見えない

伊豆急下田駅構内 どこにもセクションインシュレーターが無い
電車線区分標も見えない

 伊豆急下田駅構内の電留線には、通常の電留線に見られるセクションインシュレーターを架線に割り込み接地極付き断路器で区分する構造にはなっていない。



 検電接地装置の稼働時は、近傍の蓮台寺変電所でき電停止を行なうものと推測される。

おまけ
幸福の黄色いパンタグラフ

16時台の伊豆急下田駅は特急が3本出発する サフィールと貫通ドア付E257系

サフィールで帰宅


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