日暮里変電所
22kV受電だったのを66kV受電に変更しているようだ
ラッシュ時の最大母線直流電流は8kVAにもなるので、直流高速度遮断器の整定値を上げている。日暮里変電所は、グーグルマップでは、JR東日本東京変電技術センターと表示される
アプローチ:西日暮里駅 容易
受電:王子交流変電所・上野交流変電所 22kV地中各1回線
合計2回線22kV受電では、脆弱なので66kV受電に変更中
き電:京浜東北線、山手線、高崎・東北線、常磐線、常磐貨物線、尾久駅構内線
沿革
上野駅と御徒町駅の中間にある上野変電所(旧)の取替え工事として着工。上野変電所を修理して使用したいが、変電所の運転停止ができないため、近隣の日暮里に新変電所を建設した。ところが、上野駅周辺の線路増設が甚だしく、上野変電所の廃止は不可能に近く、日暮里変電所を増強して対応することになった。将来的に23回線までの増強が必要と計画されていた。東洋一といわれた神田直流変電所、大井変電所に継ぐ規模となる。その後上野変電所は、上野駅構内に設けられ高架下の上野変電所は、廃止された。
沿革
上野駅と御徒町駅の中間にある上野変電所(旧)の取替え工事として着工。上野変電所を修理して使用したいが、変電所の運転停止ができないため、近隣の日暮里に新変電所を建設した。ところが、上野駅周辺の線路増設が甚だしく、上野変電所の廃止は不可能に近く、日暮里変電所を増強して対応することになった。将来的に23回線までの増強が必要と計画されていた。東洋一といわれた神田直流変電所、大井変電所に継ぐ規模となる。その後上野変電所は、上野駅構内に設けられ高架下の上野変電所は、廃止された。
ラッシュ時の最大直流母線電流は8kVAにもなるので、直流高速度遮断器の整定値を上げている。
JR東日本東京変電技術センター |
奥に22kVから1.2kVに降圧する整流用変圧器、その前に沸騰冷却式シリコン整流器(PFCタイプ)採番が4なので4組の変成設備がある。多くの線区に給電するため台数が多い 日本鉄道電気技術協会編 変電所一般 き電変電シリーズ のpp.21の写真3.1.1 整流用変圧器とシリコン整流器と同じ構図 |
多くのき電線が出ている。直列リアクトル SLも見える |
新幹線の上を、き電線が横断するので誘導電流を逃すコンデンサーがある。 |
新幹線の上を、き電線が横断するので誘導電流を逃すコンデンサーがある。 拡大 |
新幹線の上を、き電線が横断するので誘導電流を逃すコンデンサーがある。 |
新幹線横の南行 京浜東北 山手線 外回りに給電するき電線 |
常磐貨物線に給電 |
拡大 |
常磐貨物線 き電線 |
尾久 客操車場下 き電線 |
日暮里駅前にあるOFケーブル用油槽 |
標柱には、しっかりOF 6万ボルトと記載 |
JR東日本東京変電技術センターには、さらに特筆すべき施設がある。
東給電職員のための平屋の建物。
それはTOKYO S.Sジオラマルーム
グーグルマップに表示されていたが最近削除された。 下の長方形の建屋
東給電職員のための平屋の建物。
それはTOKYO S.Sジオラマルーム
グーグルマップに表示されていたが最近削除された。 下の長方形の建屋
現調 この建屋が該当 最近2017年8月解体撤去された |
鉄道模型の家 TOKYOのS.Sが判らなかったがS.S=SubStation=変電所である。 きっと内部には鉄道模型のジオラマが飾られているのだろう。見てみたい 最近2017年8月解体撤去された |
参考文献
呉 文雄:新設される国鉄日暮里変電所:電気鉄道、Vol.8,No.3,pp.2308-2311,1954