2025年12月23日

1530. JR東日本 四ツ谷駅 再び インピーダンスボンドが仮設化 居所が定まらないインピーダンスボンド

 四ツ谷駅のインピーダンスボンドについては、過去に度々記事にしている。この四ツ谷変電所変電所のき電区分を行なうエアーセクションがあるのだが、急行線側及び緩行線側のエアーセクション標識が見当たらない。

 特殊な運用を行なっているようだ。例えばBackUp用の変電所 通常はき電区分所で運用繁忙時間帯だけ変電所として機能とか この変電所と同じような運用をしているのが南千住変電所。 なぜなら以下の表で四ツ谷と南千住は除外されている。四ツ谷駅の近傍には信濃町変電所(約1㎞)があり、南千住変電所の近傍には北千住変電所(約2㎞)がある。


これは変電所脱落時の変電所脱落時の運転方式。
ノッチを2ノッチ制限運転で運転再開の運用が見直されて2017年から運用している変電所脱落時の運転方式で四ツ谷と南千住SSはノッチ運転から除外されてる。
 

 こんどの四ツ谷駅周辺の工事は、コンクリと鋼管柱の複合架線柱を全て鋼管柱に変える工事。耐震化に為だろう

さて四ツ谷駅のインピーダンスボンドの一覧は以下の通り

元記事
32.  JR東日本 四ツ谷変電所(直流)
985. JR東日本 四ツ谷変電所 き電線引き出し鉄構のリプレース

急行線側 インピーダンスボンド 12両化ホーム延長支障移転
1023. JR東日本 中央急行線 四ツ谷駅 記事修正 インピーダンスボンド交換 2,000A

緩行線側 インピーダンスボンド 配線径路変更



2025年12月の現状
急行線側の仮設インピーダンスボンド


完工したかと思ったインピーダンスボンド位置 2021年時点


帰線接続部が重くなるので簡易的に保持(上り側)
電流は流れるが電圧的には低いのでこれで良いのだろう 
帰線側ケーブル6本接続(上下2段)2本増えている(通常は4本)


急行線上り側線条に繋がる帰線 灰色の保護管に収容



帰線接続部が重くなるので簡易的に保持(下り側)
電流は流れるが電圧的には低いのでこれで良いのだろう 
帰線側ケーブル8本接続(上下2段)上り側より4本増えている 
なぜ?? 
東京ガスの選択的排流器のアース線が細いケーブルで繋がっている

灰色が下り線線条に繋がる帰線ケーブル収容保護管

上り線線路下を潜る

下り線側線条に帰線が繋がる


緩行線側インピーダンスボンド(上り方)
こちらは恒常的な設置方式に変更 帰線側は碍子で重さを保持 帰線ケーブルは4本


以前は出発信号用インピーダンスボンドと兼用だった



変電所レタンに向かう帰線ケーブル 中央灰色の覆い部分

架線柱の鋼管化の実施中


変電所のき電線引込鋼管柱も補強柱
丁度右鋼管支柱の場所にインピーダンスボンドがあった



こちらは鋼管支柱が完成
緩行線の上下インピーダンスボンドからは4本1組で帰線が形成されている

緩行線側 帰線4本一組で2組

 急行線側の変電所レタンに向かう帰線の本数(条数)が違うのが気になる。グリーン車連結による消費電力上昇で帰線(ケーブル化)の温度上昇の解消が目的か?(私見)

参考文献

岡健一郎ら;首都圏直流電化区間の変電所異常時の運転再開方法の見直し:鉄道と電気技術Vol.30,No.4,pp.35-41,2019











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