四ツ谷駅のインピーダンスボンドについては、過去に度々記事にしている。この四ツ谷変電所変電所のき電区分を行なうエアーセクションがあるのだが、急行線側及び緩行線側のエアーセクション標識が見当たらない。
特殊な運用を行なっているようだ。例えばBackUp用の変電所 通常はき電区分所で運用繁忙時間帯だけ変電所として機能とか この変電所と同じような運用をしているのが南千住変電所。 なぜなら以下の表で四ツ谷と南千住は除外されている。四ツ谷駅の近傍には信濃町変電所(約1㎞)があり、南千住変電所の近傍には北千住変電所(約2㎞)がある。
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これは変電所脱落時の変電所脱落時の運転方式。
ノッチを2ノッチ制限運転で運転再開の運用が見直されて2017年から運用している変電所脱落時の運転方式で四ツ谷と南千住SSはノッチ運転から除外されてる。
こんどの四ツ谷駅周辺の工事は、コンクリと鋼管柱の複合架線柱を全て鋼管柱に変える工事。耐震化に為だろう
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さて四ツ谷駅のインピーダンスボンドの一覧は以下の通り
元記事
32. JR東日本 四ツ谷変電所(直流)985. JR東日本 四ツ谷変電所 き電線引き出し鉄構のリプレース 急行線側 インピーダンスボンド 12両化ホーム延長支障移転
1023. JR東日本 中央急行線 四ツ谷駅 記事修正 インピーダンスボンド交換 2,000A
緩行線側 インピーダンスボンド 配線径路変更
2025年12月の現状
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完工したかと思ったインピーダンスボンド位置 2021年時点
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帰線接続部が重くなるので簡易的に保持(上り側) 電流は流れるが電圧的には低いのでこれで良いのだろう 帰線側ケーブル6本接続(上下2段)2本増えている(通常は4本)
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急行線上り側線条に繋がる帰線 灰色の保護管に収容
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帰線接続部が重くなるので簡易的に保持(下り側) 電流は流れるが電圧的には低いのでこれで良いのだろう 帰線側ケーブル8本接続(上下2段)上り側より4本増えている なぜ?? 東京ガスの選択的排流器のアース線が細いケーブルで繋がっている | | |
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| 灰色が下り線線条に繋がる帰線ケーブル収容保護管 |
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| 上り線線路下を潜る |
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| 下り線側線条に帰線が繋がる |
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緩行線側インピーダンスボンド(上り方) こちらは恒常的な設置方式に変更 帰線側は碍子で重さを保持 帰線ケーブルは4本
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| 以前は出発信号用インピーダンスボンドと兼用だった |
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変電所レタンに向かう帰線ケーブル 中央灰色の覆い部分
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架線柱の鋼管化の実施中
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変電所のき電線引込鋼管柱も補強柱 丁度右鋼管支柱の場所にインピーダンスボンドがあった
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こちらは鋼管支柱が完成 緩行線の上下インピーダンスボンドからは4本1組で帰線が形成されている
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緩行線側 帰線4本一組で2組
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急行線側の変電所レタンに向かう帰線の本数(条数)が違うのが気になる。グリーン車連結による消費電力上昇で帰線(ケーブル化)の温度上昇の解消が目的か?(私見)
参考文献
岡健一郎ら;首都圏直流電化区間の変電所異常時の運転再開方法の見直し:鉄道と電気技術Vol.30,No.4,pp.35-41,2019