運河変電所
アプローチ:運河駅 容易
受電:TEPCO 野田No.18マンホールYJ分岐で66㎸ 2回線を引き入れている。
近隣にはTEPCOの一次変電所 新野田変電所(500kV受電)がある。新野田変電所に隣接して配電用変電所の三ヶ尾変電所があるが三ヶ尾線(水海道線No.17鉄塔)から架空送電線で分岐し三ヶ尾線No.9鉄塔で三ヶ尾変電所、TEPCO運河変電所向けに地中ケーブル化されている。
このTEPCO運河変電所と東武運河変電所は繋がっておらず、TEPCO運河変電所はさらに離れた位置にある。付近に電力を使う施設としては東京理科大の野田キャンパスがあるので、三ヶ尾変電所に向う地中送電線管路途上の人孔(マンホール)でYJ(分岐)して供給を受けてる可能性がある。
き電:野田線 Zセクション方式
変成設備: シリコン整流器2台
高配設備:有
かつて、バッテリーポストがあったが、変電所ができたため大宮公園に移設されている。
新しくできた変電所は、川間を含めてこの配色であるようだ |
C-GIS化された受電盤 変成設備2組と高配があることが判る |
き電線引き出し部 |
野田方にZセクションがある |
負極盤の回線容量は3,000A/1回線なので シリコン整流器は4,000㎾×2かもしれない(2,667A、1500V) |
インピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 |
豊四季方 |
野田方 Zセクションがあるのが判る 電車線区分標 右 3本目奥の架線柱に豊四季方のき電線が引き止められている。 |
き電線が4回線の理由は、豊四季方のき電線をZセクション開始点まで引っ張っているため |
東武運河変電所の地中線用検出器箱の表示 TEPCO 野田No.18マンホールYJ分岐 |
一応 三ヶ尾変電所までの経路を調べた。
三ヶ尾線分岐鉄塔 2変電所分岐 |
三ヶ尾変電所も調べたが理科大に向かう66㎸ケーブルヘッドは無かった。 |
三ヶ尾変電所から東武運河変電所に向う道沿いの人孔 |
参考資料
渡部 洋平;鉄道事業者の電車線路設備:鉄道と電気技術,Vol.32,No.3,pp51-55,2021
関根 利文;東武鉄道の本線電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.22,No.2,pp.17-22,2011
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増),No.1,pp106-109,2008
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.68,No.8(臨増),pp94-97,2018