品川駅(新幹線)
アプローチ:品川駅
JR東海品川ビル 地下1F、地上7F 東京地区本社機能、単身者社宅を含む複合ビル
受電:東電22kV スポットネットワーク3回線受電6.6kV配電7箇所
3500kVAガス絶縁ネットワーク変圧器×3台、2,500kVA駅部,1,500kVAビル部ガスタービン発電機
特高受電所3F 、ガスタービン発電機3F
新幹線軌道脇の同軸き電ケーブル収納トラフ |
新幹線軌道脇の同軸き電ケーブル収納トラフ ケーブル接続点 |
同軸き電ケーブルは、八ツ山トンネルは、保護管で通過。 |
PW(NF)上下線別 八ツ山トンネル品川駅寄り |
拡大 BT時代の名残か重厚長大な作り |
品川駅構内 インピーダンスボンド中性点に繋がるケーブルの先に レール電位抑制装置(RPCD)が接続されている。 新幹線は、レールが誘導障害の軽減のため電気的に絶縁されいる。大電力がレールに流れると レール電位が上昇する恐れがあり、そのためにレール上の車両とホーム間で電位差が発生する。この電位差を 抑制するため、放電ギャップとコンデンサで構成されたRPCDをレールと躯体の鉄筋間に接続し、電位差を 解消させている。 同様な装置は、JR東日本 上野駅にもある。 車両から変電所までの電気の流れ RRR pdf リンク |
ホーム下のレール電位抑制装置(RPCD) |
通常のインピーダンスボンド 品川駅構内 |
架線の上にFRP製の絶縁板 厚さ3mm 架線上が鉄鋼構造なので絶縁を保つために設置。 ドクターイエローのレーレザー光を反射しないよう梨時加工されているn |
架線ブラケット部にもFRP製絶縁板 |
シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション
無交差式選択の理由
1)連続集電が可能
2)電源区分が可能
3)無方向性
4)70km/hで走行可能
5)力行運転が可能
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トロリ線が交差せず 〕〔 状のエアセクションになっている。 |
拡大 これと同じものが、JR東日本 東京駅・上野駅・大宮駅で使用されている。 |
シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション |
シーサスクロッシング部 架線トロリ線の無交差式シーサスセクション |
参考文献
無交差式シーサスセクション
安藤好明:国鉄大宮新幹線電力区
電気鉄道;1985,Vol.39,No.3,pp.36-38
中島久起ら:東海道新幹線品川駅電気設備の概要
鉄道と電気技術;2004,Vol.15,No.12,pp.48-53
高橋昌徳:大型重量機器の搬入据付け作業 東海道新幹線品川駅の場合
電気と工事;2004,Vol.45,No.4,pp.67-71