秋田新幹線 倒木 停電 1/20 原因推定
読売新聞オンライン
体震わせ「早く暖かい場所へ」…緊急停車した秋田新幹線の乗客、暗い車内で2時間
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20日午後9時半ごろ、JR田沢湖線の盛岡―神代(秋田県仙北市)間で停電が発生し、同じ線路を走る秋田新幹線が盛岡―角館(同)間で運転を見合わせた。JR東日本によると、停電は、倒木が電線に接触した影響とみられる。21日未明に復旧し、秋田新幹線は始発から運転を再開した。
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朝日新聞デジタル
秋田新幹線、停電で真っ暗な車内に乗客1時間 21日始発から再開
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JR東日本秋田支社によると、停電は雫石―赤渕駅間での倒木の影響とみられ、秋田県内では上下線計3本の秋田新幹線が区間運休した。
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この間のき電系統は、盛岡側(定位)末端ATとして盛岡変電所のATを運用
定位き電方向 ATP(Auto-transformer Post)には、き電区分設備はない。あるのは補助き電区分所とき電区分所、変電所である。盛岡変電所(末端ATとして運用)
補助き電区分所は、事故時のき電区分、誘導障害、電圧保持のために設けられている。
赤渕補助き電区分所とエア―セクションの位置 |
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大地沢ATP
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田沢湖ATP
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田沢湖ATP
911. 東北巡検その六 JR東日本 大曲き電区分所(ATき電)
当初の停電区間 盛岡-神代間で停電となっているが、倒木で田沢湖変電所が落ちたと判断できる。その後の調査で、角館-大曲間が問題ないとの判断で、田沢湖変電所 角館方 送電で角館-大曲間は運行ができた。
赤渕駅緊急停車の新幹線は、赤渕補助き電区分所のエア―セクションより盛岡側で倒木があれば、そばに赤渕補助き電区分所があるので、ここの遮断器を開路にすれば、田沢湖変電所からの き電で車内補機電源は確保できたはずであるが、停電と言うことで、倒木は、赤渕補助き電区分所のエア―セクションと赤渕補助き電区分所間で起きたものと推定できる。(約470m離れている)エア―セクションをもし通過して盛岡側に列車がいれば、盛岡変電所(定位解除)からの送電で盛岡までは運行できたはずである。
赤渕駅は、新幹線の交換駅となっており新幹線の有効長は確保できるがホーム長は無い。
あくまで個人の推定です。