田沢湖変電所(ATき電)
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アプローチ: [羽後交通]角館・田沢湖線(田沢湖駅前行)バス使用 上刺巻下車 遠い不便#変電所、#単巻き変圧器、#AT、#スコット結線変圧器、#デッドセクション、#き電区分、#き電、#交流、#AC20kV、#154kV
受電:東北電力 羽中線0533 154kV1回線 分岐 専用送電線0534
き電:秋田新幹線(田沢湖線)
秋田新幹線のために新しく設備された変電所。 末端駅(秋田駅)での非通常時の電圧低下対応
通常特別高圧変圧器1次側の中性点は、接地が求められるがスコット結線変圧器の場合中性点がないので1次側から便宜的に引き出してアレスタを噛まして異常電圧に備えている。そのため中性点の名称でアレスタ接続用のブッシングがでている。明電舎ではこのアレスタを付けない形のスコット結線変圧器を開発している。
秋田泉き電区分所と組で、秋田変電所脱落時に秋田駅構内をき電する役目も持つ
904. 東北巡検その三 JR東日本 秋田泉き電区分所 JR貨物 秋田貨物駅(ATき電) ブログリンク
909. 東北巡検その四 JR東日本 秋田変電所 秋田駅構内き電区分(ATき電) ブログリンク
911. 東北巡検その六 JR東日本 大曲き電区分所(ATき電) ブログリンク
田沢湖線電化の際は、小岩井、大地沢、田沢湖、角館、羽後長野のATPは、無かった。 また、田沢湖変電所も無かった。 田沢湖ATPは、田沢湖SSPであった。 |
田沢湖線電化当時の変電設備配置(NG) |
東北電力 羽中線0533 154kV1回線 分岐 |
受電部 |
左 VT(コンデンサ型) ブロッキングコイル、断路器 受電端に避雷器がないのは珍しい |
左 断路器、遮断器、VT(コンデンサ型)、CT(変流器)そして避雷器 |
遮断器、VT(コンデンサ型)、CT(変流器)そして避雷器 VTとCTでMOFを形成 |
避雷器と直結された、スコット結線変圧器 中性点の表示と避雷器(アレスタ) 154kV降圧44kV(対地22kV) 右 所内変圧器(逆スコット結線変圧器) 新幹線の変電所でよく見かける |
別角度 |
中性点Ar Ar=アレスタ・避雷器 |
秋田変電所のスコット結線変圧器もアレスタ(Ar)が一次側から出ていた
3次巻き線スコット結線変圧器 1次側にアレスタ(Ar)直結 154kV降圧40kV、154kV降圧6.6kV各2基 6.6kV降圧は、単なる三相変圧器 同一タンク内 秋田変電所例 |
別角度 |
右 キュービクルは直列コンデンサの保護装置(M座側) 裏側にT座の直列コンデンサと保護装置がある 左右対称 |
キュービクルは直列コンデンサの保護装置(M座側) |
左 M座(TF,AF) 右T座(TF,AF) 所内母線 |
力率改善用コンデンサとリアクトル、放電コイル(手前T座、奥M座) |
左 変電所母線に繋がるGPT 2台 |
変電所き電母線から411,413各き電線が分離(M座411盛岡方、T座413大曲方) |
奥 き電母線から分岐するT座413(AF,TF) 断路器、遮断器、VT(計器用変圧器)、断路器へてAT(単巻変圧器・Arと表示されている機器)へ
延長き電(田沢湖Pass)の設備が無い? |
AT単巻変圧器と右GP装置(ATの中性点が繋がる)電位上昇を放電してアースに流す役目 |
別角度 GP装置はAT2台と共通 左 T座413(AF,TF) 右 M座411(AF,TF) |
き電線引き出し 左 T座413(AF,TF) 右 M座411(AF,TF) |
き電線引き出し 左 M座411(AF,TF) 右 T座413(AF,TF) T座AFは、デッドセクション 大曲方に繋がる |
T座 413AF、413TF |
T座 413TFがトロリ線に繋がる |
変電所 直下のデッドセクション |
別角度 |
踏切よりデッドセクション遠望 |
参考文献(順不同)
二階堂 彰一ら;秋田新幹線の電気設備工事:電気と工事,Vol.37,No.12,pp.57-65,1996
野村秀成;田沢湖線電化開業について:車両と電気,Vol.34,No.1.pp.15-18
戸石泰司;奥羽本線(秋田・青森間)電気運転設備の概要〔Ⅰ〕電気設備について:電気鉄道,Vol.25,No.10,pp10-20,1971