当面 外出ができないので現状の新型コロナウイルス感染症に対抗する記事をUp
#消毒用アルコール、#エタノール、#エチルアルコール、#IPA、#イソプロピルアルコール、#テピカジェル、#保湿成分、#手ピカジェル、#スピリタス
消毒液の代わりにアルコール高濃度の酒使用認める 厚労省 NHK リンク
959.で消毒用アルコールの調製について記事をUpしたが、自家用で使っていて
家族から手荒れ(脱脂)がするとの意見が出てため保湿成分を含んだ消毒用
アルコールの調製を行った。
959. 新型コロナウイルスに対応するための心がけ 消毒用アルコールが手に入らない場合の対応 番外 自己責任 記事修正
必要とするもの
日焼けのお手入れ
SunBearsジェルもしくは同等の成分が含まれるもの(界面活性剤不含を探すこと)
アルコール(96%エタノール含有スピリタスもしくはイソプロピルアルコール)
SunBearsジェル
成分
多い含量順
水
BG :基材、保湿剤 1,3ブチレングリコール
カルボマー :基材 、増粘剤 ・カルボキシビニルポリマーTEA :pH調節剤 トリエタノールアミン
アロエベラ液汁末 :基材、増粘剤、保湿成分
メチルパラベン :防腐剤 パラヒドロキシ安息香酸メチル 微量
エチルパラベン :防腐剤 パラヒドロキシ安息香酸エチル 微量
プロピルパラベン :防腐剤 パラヒドロキシ安息香酸プロピル 微量
この成分は、手ピカジェルと同様な成分を含んでいる
手ピカジェルの成分
ヒアルロン酸Na(アロエベラと同様な作用)
グリセリン(1,3ブチレングリコールと同様な作用)
トコフェロール酢酸エステル(不含)
カルボキシビニルポリマー(カルボマー)
トリエタノールアミン(TEA)
SunBearsジェル30mlとアルコール75mlを良く混合して使用(V/V%)
アルコール濃度はv/v%で最低65%を維持すること
SunBearsジェル |
手ピカジェルと同様な成分 |
96%アルコール(スピリタスを今回は使用) |
新型コロナウイルス お酒で消毒の実際 NHK リンク
専門家(薬剤師、般社団法人アルコール協会、学者)は使えるとは立場上言えない。
聞くほうがおかしい。96%(v/v)はエチルアルコールの水との共沸点の濃度、これ以上蒸留しても共沸するので濃度が上がらない。スピリタスの瓶には、何回も蒸留を繰り返した旨記載がある。表示も共沸点の96v/v%
水-エタノール混合液の共沸点(Azeotropic point)とその組成を知りたい。 国立国会図書館 リファレンス共同データベース引用
容器に30mlのジェルを量り取る |
アルコール75mlを量り取る |
良く混合 |
良く混合 均一になるまで 一応ジェル状である。 |
突然のクリアホルダ 出現 下部を切り取り漏斗として使用 |
調製したジェル含有消毒用アルコールをスプレー容器につめて完成 |
完成品 「スピリジェル」消毒用 スプレーもできる 1日経ってもジェル状を維持 |
IPA(イソプロピルアルコール)バージョン
スピリタスの代わりにイソプロピルアルコールを使用 SunBearsの成分が余りにもイソプロピルアルコールの疎水性が強いため成分が析出するようだ。多分カルボマー成分
ジェル30ml+IPA(イソプロピルアルコール)75ml
若干の水を加える必要がある。
96%スピリタスとはチキソトロピーの状況が違う。じゃぶじゃぶ状態
ジェル30ml+IPA75ml+水10mlでは、析出しない。
IPAと水を混合しでジェルに加えるとチキソトロピー状況が変化してジェル状になる。
左 ジェル |
ジェル30ml量り取る |
右 IPA(イソプロピルアルコール)75ml |
混合すると不要成分析出 多分カルボマー |
底に沈殿物 |
ジェル30ml+IPA(イソプロピルアルコール)75ml+水10ml IPAと水を混合したものをジェルに加えると析出しない 一応ジェル状を保つ IPAバージョンは水を加えることが必須 |
消毒用アルコールにイソプロピルアルコールが使えるか?!
イソプロピルアルコールも2-プロパノールもIPA(略号)も全て同じものです。
ちなみに「IPA」70%も外用消毒薬として販売しております。アメリカではIPAの消毒薬が主流です。
以下は日本国内での消毒用アルコールの範疇にあるものの一部
イソプロピルアルコール70
イソプロパノール70vol%を含有する。外用殺菌消毒剤
消毒用エタノール液IP
酒税法の関係でエタノールにIPAを混ぜたものです。外用殺菌消毒剤
エタノール76.9~81.4vol%を含有する。添加物としてイソプロパノール3.7vol%を含有する。
消毒用エタノール
エタノール76.9~81.4vol%を含有する。外用殺菌消毒剤
殺菌効果はイソプロピルアルコールにも認められています。
脂溶性が強いので脱脂によりエタノールより脱脂します。
化学薬品として販売されているイソパノール、イソプロピルアルコール、2-プロパノールを水で希釈して70%v/vすれば消毒薬として代用できますが、厚労省では認めていません。薬事法外の利用となり自己責任となります