2021年8月23日

1104. 東武鉄道 東上線 武蔵嵐山変電所

  武蔵嵐山変電所

 

アプローチ:武蔵嵐山駅 容易 
受電:TEPCO東武嵐山線 66kV2回線  埼玉変電所発 TEPCO入間線No.87鉄塔分岐
き電:東上線 通常セクション
変成設備 シリコン整流器3,000kW×2 
高配設備あり


シリコン整流器は2台

ともに富士電機製 2号 シリコン整流器3,000kW

ともに富士電機製 1号 シリコン整流器3,000kW


整流用変圧器も富士電機製

高配設備 66kV降圧6.6kV変圧器と進相コンデンサ盤

1号変成設備は、ケーブル受電
2号変成設備は、架空配線 ケーブルブッシングとケーブルヘッド

送電線鉄塔と変電所の関係


受電鉄塔の下にC-GIS
1,2号受電盤、MOF盤、バイパス盤等が並ぶ

ポリマ碍子ケーブルヘッド

駅側 き電線引き出し
森林公園方からきた き電線は、さららにセクション方(小川方)に延長されている

両鉄構のダクトから引き出されているのは
森林公園方上下き電線

変電所側受け口正面

受け口裏側

JR東日本のレタン(Return)のようなもの 帰線集約部

別角度

奥 帰線専用 インピーダンスボンド中性点につながる帰線
手前 信号用インピーダンスボンド兼用のインピーダンスボンド中性点につながる帰線
奥の中性点から引き出された帰線もつながっている

森林公園側 き電線とき電線分岐装置
森林公園側は、上下一括き電なので左き電線から上下線にき電
場所によっては 右き電線から上下線にき電

奥森林公園側

小川方
手前トラス 左 き電線は、森林公園方き電で上下線にき電
奥トラス 一番左Zセクション下りき電線
次 森林公園方き電線
次 小川方き電線
一番右 Zセクション上りき電線




奥にセクション用のセクション標がみえる

セクション部 セクション用のき電線が両架線柱に引き留められている(Zセクション部)その間を1本のき電線が伸びる(小川方上下一括き電用き電線)

次の部分で 小川方上下一括き電用き電線は、上下線用に分岐する
この形態のまま、単線部分に進む

き電点1が武蔵嵐山Zセクション部 上下Zセクション用き電線が架線柱引き留め
き電点2が、上下一括き電線が上下線に分岐する部分



東武東上線の新しい電力管理システムより記載の系統監視盤 
一番左が若葉変電所 Zセクション方式、高坂は通常き電、森林公園はZき電、構内独立き電、次が武蔵嵐山変電所 この系統図ではZき電方式ではないが実際はZき電方式であった。
変電所直下小川方にセクションがある。さらに奥の小川方にセクションがある。


参考資料(順不同)
鈴木 孝郎ら;東武東上線の新しい電力管理システム:鉄道と電気技術,Vol.12,No.6,pp37-41,2001
柴田 浩一郎;東武鉄道株式会社:鉄道電気協会誌,Vol.41,No.11,pp.53-57,1987
東武鉄道(株)電気部電力課;電力設備の概要:鉄道ピクトリアル,Vol.58,No.1(臨増)pp.106-109,2008
千徳 通利;現場だより 東武鉄道 杉戸電気管理所:鉄道と電気技術,Vol.21,No.7,pp.71-74,2010


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