2026年7月4日

1580. 東急電鉄 東横線・目黒線 元住吉変電所と元住吉開閉所

 元住吉変電所

アプローチ:元住吉駅 全屋内式変電所
受電:
 TEPCO 住吉線 22kV 2回線 TEPCO中原変電所から地中送電線経由で途中鉄塔に立ち上がり架空送電線で受電 高架化される前 はガントリー鉄構で電車線上を中原変電所から22kVが送電されていたが、線路脇に地下化された。

線路脇 22kV 2回線 TEPCO 地中送電線管路

き電:シリコン整流器 容量不明
   目黒線Tき電、東横線デッドセクション方式(72D)、車庫線

元住吉開閉所

右の鉄塔はTEPCO中原変電所から立ち上がる22kV2回線鉄塔 
上方向に東急電鉄 元住吉変電所 
下方向は、名前が変わって三菱北加瀬線、慶応大学とTEPCO変電所(北の原変電所へ供給)

アプローチ:元住吉駅 探し回ったが見つけた

調査したら、元住吉変電所と密接な関係があったので同じ記事内に包含させた

元住吉変電所


この建屋が変電所
22kV 2回線受電 引き下ろし鉄塔

ドラキュラ鉄塔



住吉線4と表示 下部のオレンジ管路はCVT22kV送電線が収容

CVTケーブルで22kVを東急元住吉変電所に送電


住吉線1番 (住吉線No.4号(鉄)~東急元住吉)と記載 

道路を舗装し直してあり、右壁面が斫られた後 辿ると元住吉変電所へ

22kV 立ち上がり鉄塔 ここで住吉線と三菱北加瀬線がT分岐


立ち上がりのケーブルは太い CTが噛ましてある



き電線・帰線立ち上がり鉄構

東急は最終断路器盤をキュービクルで外に出しているので、このラベルを見れば系統が判る

断路器盤表示
目黒線はき電線1本なのでTき電、東横線は新丸子方と大倉山方に各1本なので区分方式
車庫線は単独き電線、一番右の常時切は新丸子ー大倉山間を繋げる延長き電用断路器

車庫線は、さらに断路器、区分断路器で細分化されて車庫内にき電されている。

車庫内のき電区分断路器盤 7つに区分


断路器盤からケーブルが引き出されて各き電区分に向かう

一番 左はキュービクルが違うが 表示が無いので違う理由は不明

日吉に向かって右の電留線へのき電 電源側は共通なのでジャンパ線で数珠繋ぎ
ここの断路器は接地極付き断路器
セクションインシュレーターで区分されたトロリ線を接地する


車庫構内にも断路器 左は単純な断路器、右は接地極付き断路器 
セクションインシュレーターで区分されたトロリ線を接地する


日吉に向かって左の電留線へのき電 電源側は共通なのでジャンパ線で数珠繋ぎ
ここの断路器は接地極付き断路器
セクションインシュレーターで区分されたトロリ線を接地する

車庫入出庫線
目黒線側からの入出庫線と東横線下り線の出庫線がある。

目黒線からの分岐 出庫側 車庫線との区分にセクションインシュレーター



元住吉変電所から送られてきている車庫用き電線 多分車庫入出庫線への車庫入口へのき電



車庫線へのき電はケーブル化されたき電線から分岐してき電されている
上を横切るのがき電ケーブル

車庫線へのき電はケーブル化されたき電線から分岐してき電されている
左の上を横切るのがき電ケーブル


左側の上部にあるのがき電ケーブル


き電ケーブルとの分岐はき電分岐箱を利用
右がき電ケーブル(車庫線入口の方向にき電)



上記 分岐部 右の車庫入口からのき電ケーブルが移行している

赤が移行部分 き電ケーブルはここからトラフ収容される
車庫線は、むき出しのき電線は使用されていない。


ここでトラフが変電所側に移動ここからき電ケーブルで変電所に繋がる

 車庫への入出庫は、目黒線を通じて行われているが、武蔵小杉駅まで行ってからスイッチバック(折り返し)したり、武蔵小杉始発・終着という形で出入庫させる必要がある。一部東横線下りに繋がる1線があるが使い方は限られる。 
 つまり車両基地の出入庫が目黒線側の一本のルートに大きく依存していることがアキレス腱となっている。

 その目黒線にき電区分装置が入っている。このき電区分は、通常はエアージョイントであり非常時にエアージョイントのジャンパ線を取り外して、き電線の断路器を切ると新丸子変電所と元住吉変電所間のき電区分ができるというもの。但し、このき電区分が入っている場所が目黒線から左右に車庫線に分岐する手前に入っている。
 
 新丸子変電所が落ちた場合、このき電区分を運用した場合で 奥沢変電所からの延長き電で奥沢駅から武蔵小杉駅までは運行できる。但し車庫の入出庫は不可能。
 元住吉変電所が落ちた場合、このこのき電区分を運用した場合で 奥沢からの延長き電で奥沢駅から武蔵小杉駅までは運行できる。車庫は停電で運行できない。東横線、新横浜線は日吉まで運行できる。

目黒線の区分き電箇所(非常用)

き電線間に断路器が入っている

目黒線 き電区分ヶ所 き電線に断路器が入っている
き電線に碍子の割り入れ

 
トロリ線同士はジャンパ線接続

き電線は碍子で割り入れ、トロリ線同士はジャンパ線接続

この盤内の断路器を開放
エアージョイントのジャンパ線を取り外すとき電区分成立(エアーセクション化)

東急電鉄では、このような仕組みの場所が多数存在して居る。

高架部のき電部分

元住吉変電所からの引出部


ケーブル鉄橋で高架部までき電線、帰線が伸びてくる


上り東横線 新丸子変電所方のき電線に元住吉変電所のき電線がT接続
さらに日吉方にエアーセクションがあるので、その手前まで新丸子方き電線が伸びる
そして、大倉山方のき電線が引き出されて日吉方に伸びる


下り東横線 新丸子変電所方のき電線に元住吉変電所のき電線がT接続
さらに日吉方にエアーセクションがあるので、その手前まで新丸子方き電線が伸びる
そして、大倉山方のき電線が引き出されて日吉方に伸びる

外側が新丸子からのき電線、新しく引き出されているのが大倉山へのき電線
道路から俯瞰 上の画像の反対側

東横線下り方インピーダンスボンド 帰線が繋がる

東横線上り方インピーダンスボンド 帰線が繋がる

目黒線上下線インピーダンスボンドは横置き


目黒線はT接続

左は高配CVT2回線と右側が帰線と下り線方、新丸子、大倉山方き電ケーブル

右端 新丸子変電所からの東横線き電線下り方T分岐して東横線上りき電線とタイき電
さらに直下の東横線下り線にき電分岐装置でき電
中心のき電線は目黒線上下がき電線分岐装置でき電


き電線が8回線に増える この増えた原因が開閉所となる
東横線上下の新丸子方、元住吉方で4回線、目黒線が2回線 あと2回線が増分
この8回線見た瞬間 追うのが大変だとの先入観で放置していた。取材は2024年12月


さて元住吉開閉所を探す。

き電線4回路分

4回線立ち上がり部

一番外側のき電線 新丸子方がT分岐で1回線開閉所へ、開閉所から1回線立ち上がり
き電線が重なって見えずらいので画像処理

左 き電線の序列 外側下り線側 新丸子方き電線、開閉所からのき電線、大倉山方き電線
その次は目黒線き電線。上り線側も同じ構成

4回線が地上部に下がってくる

ケーブルの表示が読めない

ダクトに収容

どうやらこの建屋が元住吉開閉所らしい

車が邪魔


元住吉開閉所 別日訪問 

 さてこの元住吉開閉所の役割 東急電鉄の一般変電所は変電所直下にデッドセクションを設ける72D方式を採る。しかし元住吉変電所には72Dのき電設備が無かった。

元住吉変電所の単結線図

例示 鷺沼変電所の単結線図

 新丸子変電所方のき電線が引き込まれていたので72Dの遮断器に繋がっているのは新丸子変所方のき電系統と推定する。元住吉開閉所は72D用遮断器が収容されている。

 このように別置きの72D直流高速度遮断器が置かれている場所は、用賀開閉所が該当する。

 日吉駅の元住吉方に、デッドセクション部がある。上下線の前面展望でセクション標識を確認している。

デッドセクションの両端にエーアセクション部があり、青線部約250mに編成長が入る

72D方式については以下の既ブログを参照


 東横線は72D方式採用で元住吉開閉所を使用しているが目黒線はどうなっているか?元住吉変電所ではTき電だった。

この架線柱が上り方の最終新丸子変電所からの接続点 奥側が東横線ではデッドセクション

目黒線は、ここでき電線に碍子が割り入れられてき電区分箇所となっている。
右の断路器で区分(開放すると新丸子、大倉山方き電が開放される)
つまり目黒線が地上部に下りてきたところにあるき電区分と同じになっている。
エア-ジョイントがエアーセクション化される場所であろう。
手前側の2回路のき電線は、上り東横線大倉山変電所からの
き電線と72Dのデッドセクション部にき電するき電線







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