2025年5月3日

1476. 九州巡検11 JR九州 佐賀変電所 AT-BT境界 長崎本線

 佐賀変電所

アプローチ:伊賀屋駅 歩く

 佐賀変電所周辺については、西九州新幹線ができる前にGoogle Street Viewで一回記事にしたが、その後大幅に変更(電化廃止)されている。

1151. JR九州 佐世保線・長崎本線 佐賀変電所 位置の特異性と肥前山口き電区分所の特殊なき電区分

 変更後のこの周辺のき電系統については以下のWebに詳細が記載されている。

Feeding Systemそうだ、変電所に行こう(管理人 mogaminskさん)


受電系統 以前は110kV受電だったが66kV受電に変更された。力率改善用設備は無い。

佐賀側の系統図

赤丸内の△が需要家線接続のJR九州佐賀変電所 佐賀変電所から66kV1回線受電
△のそばにあるのが佐賀変電所 110kV回線に×印


久留米側の系統図
至る武雄の110kV回線は休止中 久留米側の系統図

受電:九州電力 佐賀変電所からの専用線66kV 1回線受電 需要家線18 久留米と佐賀の
   際にあるため九電の系統図ではわかりにくい
き電:複電圧スコット結線変圧器(三次巻き線6.6kV付) AT-BTの境界 AT有り
   伊賀屋駅方BTき電、佐賀駅方ATき電
JR九州 佐賀変電所 銘板が取り去られている 左門柱


最終受電鉄構の下に断路器、遮断器、MOF、避雷器で直接 複電圧スコット結線変圧器へ
複電圧スコット結線変圧器の左側に三次側6.6kVの引出部があるのが見える

複電圧スコット結線変圧器 左側M座ATき電用40kV引出 右側T座BTき電用20KV引出
AT,BT用に直列コンデンサと保護装置が付いている
右からT座 PF,NF NFは直列コンデンサ経由 M座、AF,TF AFは直列コンデンサ経由 


奥 T座 BT用き電線 PF,NF 手前 M座 AT用き電線 AF,TF


AT側 M座、 断路器、遮断器、AFとTF間に電圧を測定するVT、断路器、避雷器が見える
AT側は対地40kVなので碍子が大きい



右奥にATとATのNW(中性線)が繋がるGP装置が見える

AT側拡大 上下線のAF,TFを繋げるタイき電用断路器がある
手前の遮断器を開放すると末端ATとして機能 

右 BT側のき電設備 対地20KVなので碍子が小さい

左 BT側のき電設備、 右 AT側のき電設備
左 BT側のタイき電用断路器は開放状態
ここではBT側NFとAT側PWは分離して切り分けが出来ている

AT側のタイ断路器も開放状態


インピーダンスボンド右中性点にケーブルが繋がる



拡大 神埼駅(カン)-サカ(佐賀駅)AT及びBT吸上げ用インピーダンスボンド

踏切よりデッドセクション方向を望む
変電所引出部 手前側 AT区間用 奥側 BT区間用


AT側 TFき電線が左に引き出される

BT側 左 NFとBT側き電線が 右側にあるデッドセクションまで伸びる

BT側 き電線 PF

拡大 鳥栖側下りPF

拡大 鳥栖側上りPF

佐賀変電所 デッドセクション部 奥 BT側 手前AT側
鳥栖側のPFが架線に繋がる

手前 BT側 PFき電線引出部 奥AT側 AFき電線引出部

BT側 表示は麓上下 肥前麓駅側




AT側き電線 TFが架線に繋がる



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