新上野補助き電区分所
アプローチ:上野駅 田端寄り地下3F 困難
図-1 東北新幹線東京・上野間電気設備概要から東京駅までのき電設備抜粋 新上野補助き電区分所は、上野駅大宮方地下3F 4k327m地点 シーサスクロッシング部に無交差式シーサスセクションがある。上野駅両端 |
大宮方 奥に同相インシュレータ 下り |
大宮方 ホーム架線は「入」の状態 下り |
大宮方 奥に同相インシュレータ 上り |
大宮方 ホーム架線は「入」の状態 上り |
架線脇にPW(保護線) |
同相セクションインシュレータ この奥に補助き電区分所からのき電線が繋がっている。 上下タイき電を行い、架線電圧の均一化を行なっている。 同軸き電方式なのでATは設置されていない。 |
同相セクションインシュレータ 拡大 |
東京側 断路器が右に見える |
インピーダンスボンド中性点にレール電位抑制装置(RPCD)からのケーブルが接続。 |
インピーダンスボンド中性点にレール電位抑制装置(RPCD)からのケーブルが接続。 新幹線は、レールが誘導障害の軽減のため電気的に絶縁されている。大電力がレールに流れるとレール電位が上昇する恐れがあり、そのためにレール上の車両とホーム間で電位差が発生する。この電位差を抑制するため、放電ギャップとコンデンサで構成されたRPCDをレールと躯体の鉄筋間に接続し、電位差を解消させている。 同様な装置は、JR東海 品川駅にもある。
車両から変電所までの電気の流れ RRR pdf リンク |
沈下計(灰緑3号色近似) 上野地下駅を囲む地下水位が上昇しており、トンネル躯体が水分を含んだ土壌に 浮いた状態になっているため、上野地下駅は、アンカーと錘で浮く上がらないようにしている。 沈下の状態を計測するため設置 |
参考文献
図-1 東北新幹線東京・上野間電気設備概要
本田昌義:東北・上越新幹線の東京乗入電気設備
鉄道と電気技術;1991,Vol.2,No.8,pp.56-60
無交差式シーサスセクション
安藤好明:国鉄大宮新幹線電力区
電気鉄道;1985,Vol.39,No.3,pp.36-38