新久喜き電区分所 51k860m
区分:新大宮変電所・新野木変電所
特徴:試験線区終端でATPが仮設されていた。もう片方の終端は現石橋補助き電区分所
新幹線総合試験線 概要 新久喜き電区分所⇔新石橋き電区分所間に設置
東京起点50km750mの久喜付近から93k350mの石橋付近の延長42k800mの区間に設けられた高架と橋梁(利根川)を含む、最小曲線半径4000m 最急勾配12‰の試験線で、スラブ軌道とバラスト軌道の軌道構成になっている。
12‰の勾配は、現在の東北線石橋駅先に該当する。
試験線用の電車基地及び試験線専用の保守基地は、現在の小山新幹線車両センターに該当する。当センターは、新幹線16両化に対応すべく、田端・那須とともに設備増強が行なわれた。
試験線は、新野木変電所を試験線の電源としてもち、終端にATPを持った区間でき電がおこなわれている。
新久喜ATP 51k860m→8k140m
新古河SSP 60k600m→8k200m
新野木SS 68k800m→9k000m
新小山SSP 77k800m→8k000m
新小金井SSP 85k800m→7k650m
新石橋ATP 93k450m
と大体10km以内の区分になっている。この新久喜・石橋ATPは、開業後き電区分所として運用されている。
ここで出てくるATPとはAT Postの略である。
左 下り線 上部2本 ATき電線 Fとトロリき電線T 下はSNき電線 |
SNき電線は、SN(中セクションに接続) ATき電線とトロリき電線は、まだ伸びる。 下り線は、トロリき電線がトロリ線に接続 |
上り線 トロリき電線トロリ接続部 |
き電線引き出し鉄構 東京方 |
き電区区分所 き電線引き出し鉄構 |
左 AT建屋と右 切替開閉器室 |
上下タイき電用 負荷断路器 |
AT建屋 |
左 延長き電用遮断器 右切替開閉器室 |
上下タイき電用負荷断路器 |
左 延長き電用遮断器 右AT建屋 |
GP装置は、上下線共通 |
参考文献
斎藤 寛:新幹線総合試験線
電気鉄道;1978,Vol.32,No.5,pp.2-5
ATP 図3.4.9引用
日本鉄道電気技術協会編:変電所一般 き電変電シリーズ
小里重光ら:新幹線輸送改善に伴う車両基地の改修(田端、小山、那須高原)
東工技報;1998,Vol.11,No.4.pp.94-101