原木変電所新設 異聞
Google Analyticsの検索結果を分析すると最近 伊豆箱根鉄道 横山変電所が良く検索されている。
伊豆箱根鉄道の安全報告書には、66kV受の横山変電所を廃止し、原木に新しく原木変電所を6.6kV受電で設備を行うとある。
2019 安全報告書 伊豆箱根鉄道 pdf注意 リンク 削除されている
伊豆箱根鉄道 安全報告書 2019で画像検索するとTiwitter記事に当該ページをみることができる。
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この原木変電所 一部Webでは回生吸収の設備がされているとの事だが、Webからの情報を総合すると6.6kV受電のキュービクルに受電盤、所内変圧器盤、受電遮断器盤、進相コンデンサ盤、信号高圧盤の表示があり、この部分はあくまで6.6kV配電線からの受電を担当する部分であり、回生吸収もしくは、回生インバーターが設備されてはいない。
以下は変成設備
大きな変圧器は6.6kV降圧整流用電圧約1180VACの整流用変圧器(ケーブル受電)
シリコン整流器ACからDCへの整流器
直流高速度遮断器が入った直流遮断器盤(たぶん正極母線断路器も収納)
負極盤
の2台のキュービクルがあるだけである。
アルミプレハブ建屋は、空調が設備されており原木変電所の制御装置が収納されている。さらにアルミプレハブの建屋に、き電線が立ち上がっているが正極母線断路器だった
最初は、このアルミプレハブが抵抗を利用した回生電力の消費装置とみたが、密閉されており抵抗が発する熱を放散できないと判断した。
アルミプレハブ建屋は、空調が設備されており原木変電所の制御装置が収納されている。さらにアルミプレハブの建屋に、き電線が立ち上がっているが正極母線断路器だった
最初は、このアルミプレハブが抵抗を利用した回生電力の消費装置とみたが、密閉されており抵抗が発する熱を放散できないと判断した。
総合して見て、とても回生に対応する設備があるとは、考えられない。
回生失効に対する対応は簡単に言うと
回生された電力(DC)分を
1.抵抗に流しで熱として放散
2.インバーターで交流にして信号高圧線線や駅舎電力に戻す。
3.蓄電池に溜め込み、必要に応じて放出する
4.上下タイき電線で回生分を力行分で相殺する(電気車の運用で対応)
等の仕組みが必要であるが、この原木変電所の設備内容をみると、とてもそんな高級なことは行っておらず、単なる直流変成設備である。
長野電鉄は、回生車導入にあたり中野変電所に回生電力を消費する設備を設けている。
回生対応するならば、長野電鉄のように鉄道安全報告書内で説明があるべきであるが、無い
もし、回生対応の設備を設けるとしたら、廃止なる横山変電所跡に、新規に作られるだろう。