2026年6月27日

1573. 北陸巡検13 あいの風とやま鉄道の変電き電設備 行脚開始

  毎年4月と7月にアルペンルート越えを行ない、その帰りに北陸巡検を行なっている。今回のターゲットは「あいの風とやま鉄道の変電き電設備」

以下引用 富士電機パンフレット「あいの風とやま鉄道株式会社 電力管理システム


このパンフレットによると13の変電き電設備がある。

北から

1267. 北陸巡検06 あいの風とやま鉄道 越中宮崎変電所

泊 動力式断路器

1266. 北陸巡検05 あいの風とやま鉄道 入善き電区分所

1265. 北陸巡検04 あいの風とやま鉄道 黒部補助き電区分所

1264. 北陸巡検03 あいの風とやま鉄道 魚津変電所

1263. 北陸巡検02 あいの風とやま鉄道 滑川補助き電区分所 

1262. 北陸巡検01 あいの風とやま鉄道 水橋き電区分所(延長き電中・同位相) 

東富山 動力式断路器

1049. あいの風とやま鉄道 富山補助き電区分所

呉羽変電所

高岡き電区分所

西高岡 動力式断路器

石動変電所

 このうち、呉羽変電所、高岡き電区分所、石動変電所は設備が大きく、Google My Mapに場所の記載をしていたのだが、動力式断路器は完全に見落としていた。

 今回はこの見落としていた3か所の動力式断路器群がどんな構造なのかを消化して残り3つの変電き電設備を廻ってこられるかが勝負である。また詳細な時間計画表を作る

室堂始発の高原バスで最速で富山到着が10:36で計算
途中 魚津駅で下車して話題の地鉄との接続部を見学すると石動変電所はパスするしかない
歩行速度83m/分で計算 各所の調査時間は最大15分、最低5分 黄色は乗り遅れの可能性大
SDS= Section Disconnecting Switch SP=き電区分所 SS=変電所 日没時間を考慮

 更に富士電機のパンフレットにはき電系統図がぼんやりと記載されていた。以下がその内容に分析した結果を貼り付けた物 不明な白枠部分があったが内容が判明した。

あいの風とやま鉄道のき電系統図 パンフレットから引用
あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の金沢SS及びえちごトキめき鉄道の青海SSまでが範囲
連係して運用しているようだ。白枠の部分の説明は下記に書いてある。

 赤は「入」 緑は「切」を示している。青海SSの片側送電の方向もちゃんと表示されている。タイ断路器は全て「切」SPでは突合せ 延長き電は行われていない
 

この図の左の部分の□内のき電区分はBTセクションを断路器で区分運用しているものと判明

上り線側 BTセクションに区分断路器 手動が入っている Google Street View

下り線側 BTセクションに区分断路器 手動が入っている Google Street View


右側の□の部分は明電時報に構成があった。
市振駅下り線ホーム両端にエアーセクションがあり断路器手動で切り替え



この駅ホーム 両端のエアーセクションが活用される場面 左が51D、右が53D
出典(「配線略図.net」「https://www.haisenryakuzu.net/」)から引用改変

 日本海が荒れて高波が下り線方線路及びホームにかかる場合、両端のエアーセクションの断路器51D、53Dを開き下り線を一時的に上り線側に移行して運用するために設けられていると推測する。市振駅はあまりにも海岸線に近づきすぎている。ここから北はトンネル区間が多くなる

市振駅構内  高波用の柵が海側にある Google Street View


51D側

下り線側にエアーセクション

トロリ線から引き出されたき電線の先には
ブラケットも二重絶縁の耐塩仕様 碍子も5個

51Dの断路器 まさしく明電時報の系統図


53D側


下り線側はエアーセクションのようだ

断路器が2基 どちらかが53Dとタイ断路器70D
完全にエアーセクションが下り線側に入っている

B5232Rの断路器があるがこれは越中宮崎変電所の213と214のタイ断路器だろう

越中宮崎SSの市振駅方タイ断路器「開放」これが明電時報のB5232R断路器

これで不明点は解消された。

そして行脚が開始された。「This is the Way」

参考資料


明電時報 Vol.355,No.2,2017,pp.25-27 PDF]新プラットフォームを採用した電鉄用監視制御システム リンク pdf注意

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