2018年10月20日

842. JR東日本 武蔵境交流変電所 再訪 追加

JR東日本 武蔵境交流変電所 再訪 追加
 
グーグルマップではJR変電所と表示

  JR東日本の電力を賄っている基幹変電所の一つであり、信濃川水力とJR東日本 新鶴見交流変電所を経て送られてくる川崎火力の合流点(154㎸受電) である。

信濃川水力

千手発電所 154㎸ 送出鉄塔


遥々 武蔵境まで繋がる送電線 1号鉄塔



遥々 武蔵境まで繋がる送電線 1号鉄塔
信濃水力→六日町交流変電所→桃野開閉所→岡部交流変電所→武蔵境交流変電所の流れ

445. JR東日本 小千谷発電所 ブログリンク
446. JR東日本 小千谷第二(新小千谷)発電所 ブログリンク
小千谷発電所の隣にあるが、電気的には接続されておらず275kV送電を別系統で送電している。東電の変電所(中東京)を経由して154kVに降圧され、最終的には、武蔵境交流変電所に繋がる。
444. JR東日本 千手発電所  ブログリンク
460. JR東日本 六日町交流変電所(交流)ブログリンク
213. JR東日本 桃野開閉所(交流) ブログリンク
17.  JR東日本 岡部交流変電所(直流併用) ブログリンク

川崎火力
218. JR東日本 川崎火力発電所 ブログリンク
221. JR東日本 新鶴見交流変電所 ブログリンク

 154kVの電圧をそのまま154㎸また66kV、22kVに降圧して、各地の鉄道沿線上の直流変電所に送るとともに、拠点となる交流変電所に送電を行っている。 信濃川水力は、3つの水路式発電所を備えており、途中谷川岳の横 清水峠を越え、岡部にある交流変電所を経てJR岡部・武蔵境線154kVとして引き込まれている。(左上)


受入と送出 文献より引用
上 実線2本 信濃水力154㎸受入 2回線   下 実線 新鶴見交流154㎸ 送受 2回線
右 実線2本 境-蕨線66㎸送受 2回線 点線2本 新宿SS154㎸送出
右下 点線2本 境-吉祥寺線22㎸送出 2回線、点線 境-荻窪線66㎸送出 1回線
左下 点線22㎸ 境-国分寺線22㎸送出 左 点線66㎸ 境-立川線66㎸ 2回線
左上 実線2本 境-八王子線66㎸ 2回線
 
武蔵境交流変電所は、このブログの開始時点 最初にアップした記事である。2013年12月1日 
1.  JR東日本 武蔵境交流変電所(直流併用)とその周辺 ブログリンク

今回の記事は、2013年時 立ち入れなかった市道が入れることになったのでUpする。

この部分は、まだ工事中だったので立ち入りができなかった。
長方形金属のダクトが154kV および66kVのケーブルが収納されている。
ケ―ブルが見えるのが1,500V直流饋電線
送り出される架空送電線

境-八王子線1,2号 66㎸ 2回線

26.  JR東日本 八王子変電所(直流) ブログリンク
451. JR東日本 武蔵境 八王子変電所間 送電経路 変更工事(将来的) ブログリンク
武蔵境交流変電所 境-八王子線1,2号 送出鉄塔

武蔵境交流変電所 境-八王子線1,2号 送出鉄塔


武蔵境交流変電所 境-八王子線1,2号 送出鉄塔
八王子変電所 境-八王子線1,2号 受入鉄塔

八王子変電所 境-八王子線1,2号 受入鉄塔
この境-八王子線は、将来 中央線脇のトラフに地中ケーブルで経路変更が行われる可能性が高い
境-蕨線 1,2号 66㎸ 2回線

2.  JR東日本 戸田開閉所とその周辺  ブログリンク
10.  JR東日本 蕨交流変電所(直流併用) ブログリンク
境-蕨線 1,2号 送出鉄構

構造(ダブルワーレン)だが腕金部分にダイヤモンド補強を追加
境-蕨線 1,2号 送出鉄塔

境-戸田とあるが途中戸田開閉所の部分で地中ケーブル化されるため
上記鉄塔の表示

戸田開閉所近辺で地中ケーブル化される ここの表示は境-蕨線
94号鉄塔

戸田開閉所近辺で地中ケーブル化され戸田開閉所を経由 この鉄塔で地上部へ復活
ここの表示は境-蕨線
100号鉄塔
蕨交流変電所 遥々 戸田開閉所から伸びてきた66kV送電線
 
 蕨交流変電所 鉄塔の表示は「大正15年5月」
境-蕨線 112号鉄塔



建屋

66㎸ 受電時代の建屋 武蔵境交流変電所

66㎸ 受電時代の建屋 武蔵境交流変電所

戦前の武蔵境交流変電所 上記建屋を改修してそのまま利用
戦前の武蔵境交流変電所  左 66㎸ 境-蕨線
まだ左に154㎸の特高建屋が建設されていない
 レトロな建物
現在の武蔵境交流変電所 特高建屋
現在の武蔵境交流変電所 特高建屋
地中ケーブルによる送出

中央線高架下のケーブル引き込みピット


66㎸、22㎸ 送出 ダクト

ダクトの表示
154㎸ 境-新宿線

217. JR東日本 武蔵境新宿線154kV 2回線経路 (交流) ブログリンク
223. JR東日本 新宿交流変電所(直流併用)とその周辺  ブログリンク

154㎸ 地下ケーブルピット



154㎸ ケーブル立上り 境-新宿線1,2号

はるばる新宿交流変電所まで154㎸ 2回線が送出される。


直流き電線 送り出し

変電所側 送り出し 中央線 上下と
鷹車両センター(三鷹庫21H)、豊田車両センター武蔵小金井派出所(武電庫22H)へのき電線が送出

市道部を地下道経由で潜り中央線高架下で地上に出る

一番左 鷹車両センター(三鷹庫21H)
その次2本 中央線 上り方(吉祥寺SS、国分寺SS)
その次 豊田車両センター武蔵小金井派出所(武電庫22H)
一番右 帰線

一番左 鷹車両センター(三鷹庫21H)
その次2本 中央線 上り方(吉祥寺SS、国分寺SS)
一番右 豊田車両センター武蔵小金井派出所(武電庫22H) 
帰線は、インピーダンスボンド中性点を通じてレールへ
帰線
 

帰線

一番手前 青 豊田車両センター武蔵小金井派出所(武電庫22H) 
赤 中央線上り 国分寺SS
次 黄色 鷹車両センター(三鷹庫21H)
その次灰色?  中央線 上り 吉祥寺SS
 
青 豊田車両センター武蔵小金井派出所(武電庫22H) 一応色は合わせてある

(東小金井駅にある専用線)
インテグレート架線とは別に 専用き電線が通過

武蔵小金井駅を通過する武蔵境変電所から送られてきた武庫22H専用線 上部通過
左 断路器で中央線下り線からのき電も行えるように設備されている


武蔵小金井駅を通過する武蔵境変電所から送られてきた武庫22H 青  に断路器で接続されている
武蔵境変⇔国分寺変のき電線(インテグレート架線上部のき電線) 赤紫プレート
青のプレートも見える
 
拡大 断路器は開(OFF)の状態
黄色 鷹車両センター(三鷹庫21H)行き 
 

中央線 下り方 き電線 帰線立ち上がり
中央線 下り き電ケーブルトラフ 赤紫
一応 色はあわせてある
 
中央線 下り 吉祥寺SS
中央線 下り 国分寺SS
 

参考文献
東京受電所
東海道線東京近郊電化寫眞帖よりの引用
鉄道省東京電気事務所 編 鉄道省東京電気事務所 1928
中央線電化記念寫眞帖よりの引用
鉄道省東京電気事務所 編 鉄道省東京電気事務所 1931
「自営電力のあゆみ」(五十年の変遷);2004:東日本旅客鉄道株式会社東京支社電気部給電課

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