shigudora (@shiguretont)さんに紹介された本を入手した。
@NoriTada656418 https://t.co/lxbTkwO0xp
— shigudora (@shiguretont) September 12, 2026
返信が以下の内容
火災は新宿だけ外した。鍛冶橋、国分寺、越中島、新潟が記載されていた。現場入門 鉄道電力設備工事 オーム社Webページ 2026年9月11日発刊
以下引用
「技術者ではないけれど、鉄道のことは何でも知りたい」という鉄道マニアもきっと大満足の1冊です。
引用終わり
現場入門 鉄道電力設備工事 Amazon 内容をサンプルで読める
大変参考になりました。
1部 鉄道電力設備 19ページ割
一般的な内容
気になった点:
鉄道への電力供給設備の概要
4.電車線設備や配電設備に電力を供給する変電設備
6.6㎸受電の変電所がJR東日本で生まれている。記事では最低22kV
元文献:髙林克史ら;「越後線小島谷変電所高圧受電化について」:Vol.37,No.2,pp.43-50、2026である。
6.6㎸受電の変電所 多分JR東日本初
鉄道電力設備の工事の流れと安全確保の取り組み
線路閉鎖・停電の手配の項
今や跨線橋の塗装や駅舎改良工事にも取り入れられている安全対策であるが動力式検電接地装置が書かれていない。
36. JR東日本 代々木駅とその周辺2014年には一般化している。
元文献 JR東日本,青柳ら:直流電車線路用動力式検電接地装置の改良
鉄道サイバネ・シンポジウム論文集(CD-ROM);2005,論文番号608:
2部 電車線設備工事 48ページ割
興味深いところ
3.インテグレート化工事の施工
実際の手順の説明がある。
当ブログでも工事前、中、後を追跡していた。
この記事の部分に図24でき電保護パックが出てくるがダイオード付の特殊事例が記載
私がダイオード付を見かけたのは以下の記事
以下はダイオード無の事例
トロリ線常温圧接工事
圧接と言う工程で張力が掛かる接続点が外れないほどの強度を持つとは知らなかった。
常温圧接の箇所を見つけなくてはならない
設備改良工事
2.エアセクション移設工事
文中ではエアセクションなのだが図34、図35、図36がエアーセクションとなっている。
本ブログではエアーセクションを採用しているので懐かしい表記である。
現在 西国分寺変電所の移設新設工事が行われているが、エアーセクションが移動するかどうか楽しみに待っている。
5.変電所更新にともなう電車線工事
一般的にはエアーセクションも同時移設するとの記載があるが
新潟変電所の移設後もエアーセクション位置は変わらなかった。
ここで判明したこと き電線引き出し鉄構と呼んでいた構造物の名称が「ストラクチャ」と言うこと。
3部 配電設備工事 45ページ割
当ブログは配電線に関しては配電所しか興味がないので範疇外だが基礎知識を得ることに役にたった。
4部 変電設備工事 32ページ割
遮断器更新工事
出てきた遮断器の例示が三相遮断器ではなく二相遮断器なので新幹線のき電用遮断器らしい。(SF6使用のGCB)それも屋内仕様。ただ接続に関する説明が三相遮断器らしい
変圧器更新工事
図18 変圧器の組立作業 この変圧器は単巻変圧器(AT)の屋内収容型だと思う。そばにある高架部の碍子が新幹線仕様の碍子であった。放熱器が屋外で変圧器本体は屋内である。
配電盤更新工事
当ブログは配電線に関しては配電所しか興味がないので範疇外だが基礎知識を得ることに役にたった。
変電所新設(一括更新)工事
2.用地造成・接地
これは、池袋変電所新設工事の現場画像である。
5部 各種プロジェクトに見る鉄道電気設備工事 33ページ割
東北・上越新幹線設備更新プロジェクト
2.ルーフデルタ結線変圧器の導入
変形ウッドブリッジ変圧器からルーフデルタ結線変圧器
当ブログでは以下の2つの変電所で交換前、交換後を記事にしている。
485. JR東日本 新大宮変電所 機器更新工事 2017年
3.静止型切替開閉器の導入
新与野変電所に導入されている。
戸田変電所更新プロジェクト
元文献:追 川上ら;埼京線戸田変電所一括更新工事について:鉄道と電気技術,Vol31,No.8,pp50-53,2020
3.低電圧変動率変圧器の採用 抜けていた
7.8%から6%へ、但し事故時の故障電流の増加が認められる。
5.冷媒にシリコーン液を使用した整流用変圧器の採用
文献は読んでいたが書いていない
渋谷駅改良プロジェクト
配線変更は興味がないので、スルー しかし、渋谷配電所の場所が確定したので情報は有った。
35. JR東日本 渋谷変電所(直流)とその周辺 2014年
6部 トラブル対策・災害復旧
新田端変電所避雷器故障への対応
(2)新大宮変電所への交流き電電圧補償装置(ACVR)の設置
分散二重化されたのでもう無い
ACVRが有った際の新大宮変電所の記事があるので実機参照
(3)恒久対策としての変電所分散二重化
変電所火災事故の対策
1.変電所火災事故の実例と対策
火災は新宿だけ外した。鍛冶橋、国分寺、越中島、新潟が記載されていた。
(1)京葉線鍛冶橋変電所(2006年)
104. JR東日本 鍛冶橋変電所(直流) 2014年
(2)中央線国分寺変電所(2008年)
21. JR東日本 国分寺変電所(直流) 2014年
(3)京葉線越中島変電所(2009年)
(4)信越本線新潟変電所(2019年)
ここは発災前からの記録が記事にしてある
879. JR東日本 新潟変電所 火災事故 号外 2019年
2.変電所火災の共通対策
(3)変電所切り離し設備の設置
実例は以下を参照
2019年台風19号により被災した北陸新幹線電力設備の復旧
新赤沼き電区分所水没、長野基地変電所水没
台風19号は北陸新幹線電力設備以外にも爪痕を残している。
1257. 信州巡検18 JR東日本 北陸新幹線 被災新赤沼き電区分所の現状 延長き電の実態2022年 SN部のエアージョイント化
長野基地変電所で使われていた不等辺スコット結線変圧器に使われていたSFCがお役御免になっていることを確認
1490. 北陸巡検1 JR東日本 北陸新幹線 新長野変電所 新赤沼き電区分所撤去への対応2025年 この記事は1257で延長き電を新長野変電所まで行っているか確認しに行った記事となり実際に断路器開放で新長野変電所は、JR西日本 新高田き電区分所まで片座き電を行なっていたことを確認した記事となる。つまり新新城変電所からの新長野変電所までの片送り
読了した。今までにないJR東日本としての初めての電力関係の本である。欲を言えば現場画像を沢山入れてほしかった。文字だけではなかなか伝わらない面のある。当ブログの記事に不足は有ったが間違いはなかったので安堵している。
気になっていた点「直流高速度遮断器」が直流遮断器と簡略化されていたこと。
あとがきに「鉄道電力設備の施工に関する専門書は存在しないのだから、多くの方に興味を持っていただけるはず」と言う目的は達成している。
当ブログには本書「鉄道電力設備工事」に書かれていない部分もたくさんあるので、本を買って読み比べしてほしい。き電線接続部の温度センサー、微量PCBを含んだ絶縁油のため油浸整流用整流器、整流用変圧器の交換、OFAケーブルからCVTケーブルへの置き換え交換作業等
書評を書くのは2回目である。
1回目
489. 本の紹介 「電気鉄道のセクション 」その他 持永芳文 著
