アプローチ:東武練馬駅 容易
受電:東電練馬線66kV 2回線
給電:東武東上線72Fき電方式もしくは3き電方式 東武線で同様な方式は、板橋変電所と若葉変電所、森林公園変電所で採られている。都心に架空の66kV回線4回線分があることは珍しい |
CH 66kV引き下ろし部 |
東電練馬線233番鉄塔からの66kV 2回線引き下ろし 地中ケーブルで引込 |
手前配変と奥 進相コンデンサー 左 整流用変圧器 |
整流用変圧器 |
整流器とは整流用変圧器は、バスダクトで繋がる |
66kV→6.6kV 降圧後の進相コンデンサー |
C-GIS 66kV受電部MOF等収納 |
板橋方面 き電線 接続部 |
成増方面 き電線 接続部 |
上りインピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 |
下りインピーダンスボンド中性点に繋がる帰線 |
成増方面は、4本のき電線が繋がる |
変電所 引き出し口 成増方面は、4本のき電線が繋がる |
成増方面上り 1回目のエアーセクション |
成増方面上り 2回目のエアーセクション |
このエアーセクションが2段重ね対策は、セクションオバーを防止するため設定されている
セクションオーバーの定義(日本鉄道電気技術協会編:直流高速度遮断器より引用)
地絡事故で停電あるいは、停電工事を施工している区間に電車がエアーセクションを通過し
たため故障区間と健全区間のトロリ線を一瞬短絡した場合
出合い頭の事故として
1.地絡箇所に再度地絡電流が流れて事故被害拡大
2.電線に触れていた人が感電
3.パンタグラフを介して流れた電流が原因で、トロリ線やすり板を損傷
JR東日本では、数々の変電所を巡ったが、この方式は巡り会わなかった。
直流接触器(72F)を利用した方法 こちらが一般的 平常時すべて「入」の状態 54F3部分で地絡発生 54F3停電とともに72F0も開放 停電区間に54F1区間から電車が侵入したとき72F0と54F3のエアセクションをパンタが短絡しても 事故電流が流れない |
「鉄道に関する技術基準(電気編)」の記載の方式 平常時54Fすべて「入」の状態 54F3地絡発生時 54F3開放 54F0も開放 停電区間に54F1区間から電車が侵入いたとき54FF0と54F3のエアセクションをパンタが短絡しても 事故電流が流れない |
上記 説明と同じ 但し直流接触器がここでは高速度遮断器54Fに変更されている |
参考文献 日本鉄道電気技術協会編:直流高速度遮断器 pp.30図4.6.2、pp.31図4.6.3 引用
日本鉄道電気技術協会編:き電変電シリーズ、変電所一般 pp.34図1 引用
写真-1系統監視盤、写真-2 操作卓 参照
鈴木孝郎ら:ネットワーク技術 東武東上線の新しい電力管理システム
鉄道と電気技術;2001,Vol.12,No.6,pp.37-41