2014年12月1日

121. JR東日本 津田沼変電所(直流)

津田沼変電所
 
 
アプローチ:津田沼駅 容易                           
受電:東電藤崎線1,2号から分岐JR津田沼線1,2号の66kV地中2回線 

 JR自営電力に系統切り替え工事中 JR東日本の使用電力量は、右肩下がりになってきている。以前あった抵抗消費型の車両からインバーター制御の車両に置き換えが図られ、また回生電力の有効利用なども電力消費量削減に一役買っている。そのため自営電力の方がコストが安くなっている。この自営電力の置き換えは、日野変電所・橋本変電所・町田変電所で実施されている。 

  702. JR東日本 自営電力化の現状 津田沼・町田・橋本 各変電所     

き電:総武線 緩行、快速 幕張車両センター(幕張変電所からもき電・両方向)   
以前は、稲毛変電所に22kV送電を架空送電線で行っていた。
東電 地中ケーブル引込用 人孔 2個

 
避雷器(アレスタ)に繋がる藤崎線1,2号だが
習の字も見られることから習志野変電所の接続?



円筒形の横の正方形の機器は、油入り計器用変圧変流器(MOF)
 
母線はGIS化され地中ケーブルによりケーブルヘッドに立ち上がり配電用変圧器に繋がる
整流用変圧器には、変圧器直結
 
事故区間検出装置には船橋線50番鉄塔?につながるようだ


船橋線 No.50 引き下ろし鉄塔



 配電用変圧器に繋がるケーブルヘッド  変圧器本体は、防音箱で覆われている
6.6kVの母線が金属バスで引き出されている
進相コンデンサー 2個 上部の箱には断路器が収納されている
進相コンデンサー銘板
JRでは珍しい東電配電用変電所の6.6kVミニクラッドタイプが使われている
配電線2号一番左が6.6kV変圧器に繋がる 手前は配電線1号 一番右が変圧器に繋がる
 

所内変圧器 6.6kVをさらに所内電源の降圧する
ミニクラッドの後ろには配電要変圧器がもう一台ある
富士電機製 整流用変圧器と沸騰冷却形(純水・ヒートパイプ式)シリコン整流器6,000kW SR1
変圧器と整流器は、バスバーで直結
 富士電機製 整流用変圧器と沸騰冷却形(PFC)シリコン整流器6,000kW SR2
変圧器と整流器は、バスバーで直結
PFC=パーフルオロカーボンの略 不燃性不活性低沸点の液体フロン 
地球温暖化係数が大きいので環境負荷物質としてSF6とともに使用を控えるようになっている
同型の整流器は、日暮里変電所にもある。
正極・負極 直流母線断路器 SR1用 CTが見える
正極・負極 直流母線断路器 SR2用 CTが見える
SR1用 直列リアクトル SL
左より快11,12,14,13は隠れている

緩行 右より13,14,12,11は隠れている
習志野運輸区用専用き電線42、幕張車両センター用専用き電線43
直流母線 主断路器
Z母線用共25と習志野運輸区用専用き電線42 実は41もあるが隠れていて見えない
Z母線共25が繋がる銅のブスバー(バスバー)
断路器に下側がZ母線共25に繋がる

 緩行 左より13,14,12,11、幕張車両センター用専用き電線43
奥は、前画像参照 習志野運輸区用専用き電線42,41、快速13,14
快速11,12はクリートで鉄構に固定され線路を横断している
快速11,12はクリートで鉄構に固定され線路を横断している
インピーダンスボンド中性点に帰線がつながる

インピーダンスボンド中性点に帰線がつながる

参考文献

前川典生;国鉄総武本線(津田沼―千葉間)複々線化成る 電気設備工事技術のすべて
鉄道界;1981,Vol.22,No.8,pp.17-21

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